東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
目次
はじめに
人生100年時代といわれる時代となりました。
定年退職してから、まだまだ元気で何かしら社会に貢献したいあなた。
起業して社会に貢献する方法があります。
元気なうちは社会貢献 起業はひとつの選択肢
定年退職後、まだまだ元気で働きたい。
あなたはそう思うでしょう。
ただ、企業側がなかなか追いついていないのが現実です。
もし、あなたがまだまだ元気で社会に貢献したいと言うのであれば、今までの経験を活かし、起業するのもありです。
あなたが今まで培った経験は絶対に活かせるはずですし、社会も活性化してきます。
ただ、この年代の起業にはリスクも有るのを承知してください。
60歳からの起業 リスクとはなにか?
実は、現在の日本の経営者の平均年齢が70歳弱。
その数年前から事業承継に着手しないと、会社が成り立たなくなるというデータがあります。
事業承継とは、後継者に事業のすべてを引き継ぐこととイメージしてください。
となると、あなたが起業したいと思っている年齢がちょうど会社を後継者にバトンタッチする年齢と近いのです。
もしあなたが会社を設立して経営者になったら、次の世代につなげる方法をより真剣に考える必要があります。
いくら人生100年と言っても人間には寿命がありますが、会社は永続的に続くものだからです。
同じ方向に向いている方々の集まりであれば一般社団法人も選択肢に!
会社を設立するまで考えてなく、地域に根ざした活動をして地域貢献したい。
何かコミュニティーを形成して、利益追求を目指さないものを作りたい。
そのように考えている人もいるでしょう。
人の役に立つ仕事をするのも立派な社会貢献です。
別に何人かが集まって団体を作ってもいいですが、その場合、団体名義で銀行口座を作ることはできません。
そこで、団体として法人化したい場合、一般社団法人が適しています。
銀行口座も法人名で作れますし、誰か脱退しても有志で引き続き事業を継続することができるからです。
株式会社だと株式数だの代表者だの、利益追求がメインになってしまうので、どうしても内部分裂する傾向にあります。
一般社団法人は利益行為をしてもいいですが、一般の方からみると会社みたいにガツガツ利益を求めるものとは意識されないので、事業をやりやすい法人形態といえるでしょう。
なお、一般社団法人は集まった人がお金を出し合いながら運営していく方法を採ります。
資本金概念とかは特にありません。
全員が理事をしても構いませんし、共同で代表理事になることもできます。
もちろん、理事1名でも大丈夫です。
ただ、一般社団法人設立当初は社員が2名以上いなければならないことに注意してください。
まとめ
シニア起業の一つの方法として「地域貢献」があります。
今後増えてくると思いますし、社会貢献もできやりがいも増えるでしょう。
そのとき、法人化を目指すなら一般社団法人が適していることを念頭においてください。
今回は
『人生100年時代の起業 定年退職後に社会貢献して起業したいあなたへ』
に関する内容でした。
あわせて読みたい
一般社団法人の設立についてはこちらのブログを参考にしてください。
一般社団法人を設立したい!設立手続は簡単にできるのか?気をつけないといけないことは?
参考書籍
定年後不安 人生100年時代の生き方
大杉 潤 KADOKAWA 2018年04月07日
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LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット 東洋経済新報社 2016年10月21日
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