江戸川区船堀 町工場の多い会社で今後起きそうな問題とは?

東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。


はじめに

先日某テレビ番組で「江戸川区船堀」を紹介
していました。


タワーホール船堀が駅前にそびえる街
その中で「町工場」がランクイン。


船堀や東小松川、松江地域は昔からの
町工場が多く存在しています。


となると法人化している町工場も数多く
あるはずです。
船堀でも企業法務に絡む問題、
とりわけ「事業承継」の問題があります。

江戸川区船堀 町工場の多い会社で今後起きそうな問題は?


昔ながらの会社で起きそうな企業法務の問題は?

船堀界隈にある多くの町工場で法人化して
いるところは、平成18年以前の会社法施行前
からある株式会社や有限会社だと思われます。


となると、まずは定款を会社法に併せたもの
にしているかどうか
が問題になります。


経営者がそのあたりに敏感であれば、
既に定款の見直しも行われているかも
しれませんが、私の予想だと、定款見直しを
していない会社も多いと思います。


また、役員の任期についてもきちんと管理
できているか
問題があります。


株式会社の場合、任期満了していたにも
関わらず役員変更登記をするのを失念して
いたとか、役員構成が変わったのに、
ほったらかしとか結構あります。


さらに平成27年5月の改正で、小会社の
監査役は、会計限定の旨の登記が必要になる
ことがあります。


まずは自分の会社の登記事項証明書を取得し
会社の経営実態と合っているかどうかを
確認して下さい。


中小企業でもこれからはコンプライアンスが
より重要になってきます。

事業承継 誰に継がせるかの問題

町工場の場合、後継者不足が多いです。
誰も継ぐ人がいないためやむなく廃業という
ことが増えています。


折角築いてきた技術や人脈を失うのは
経済的損失につながります。


おそらく経営者の高齢化でこれから
町工場は減ってくるだろうと思います。
船堀地域もそんな問題に突入してしまう
かもしれません。


そこで、後継者がいない場合、似たような
事業をしているところとM&Aも検討すべき
です。


何も後継者に継がせるということが
事業承継ではなく、事業売却や会社分割、
事業譲渡も選択肢として考えるのです。


そうすることで、技術の流失も防げますし、
雇用も安定します。


今後は町工場ごとに「自分の会社の
魅力を高める」
ことも必要になると思われ
ます。

まとめ

「町工場」の多い地域船堀。
法人化している工場では企業法務で様々な
問題を抱えていると思われます。


特に事業承継は深刻な問題になると思われ
ます。


町工場が地域基盤や日本経済も支えている
のでぜひとも頑張って欲しいです。


今回は
『江戸川区船堀 町工場の多い会社で今後
起きそうな問題とは?』

に関する内容でした。


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司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

鉄道(乗り鉄・撮り鉄両方)と麻婆豆腐・担々麺をこよなく愛する司法書士・行政書士です。
ひとり会社設立、副業・複業、小さな会社の企業法務の分野を得意としています。
1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。

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