見積書を見せたら高いと言われた 実は費用が高いのは…
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
今回はちょっとタブー的なことを書きます。
それは登記の依頼があると見積書を作っていますが、意外と高いのではないかと言われること。
実は高いのは司法書士の報酬ではなく…
見積書を見せたら高いと言われた 実は費用が高いのは…
司法書士の費用の内訳とは…
司法書士も当然仕事をしたら、対価として報酬を受け取ります。
司法書士の報酬で事務所を維持したり、生活したりしています。
しかし、意外と言われることが多いのは、「費用が高いのでは」ということ。
司法書士費用の内訳は以下のとおりです。
- 司法書士の報酬(申請書や書類の作成・調査料など)
- 消費税(司法書士報酬から発生するもの)
- 実費(登録免許税や謄本取得費用・通信費など)
よくよく項目を見ていただけると分かるのですが、実費、特に登録免許税が結構すると思うかもしれません。
なぜ実費が高いのか?
実費のうち、一番高いのは登録免許税。
登録免許税は自分で登記申請しても必ずかかる費用。
なので、安くしてくれという場合は、たいてい司法書士報酬をまけるしかないのです。
ちなみに、登録免許税は、不動産登記の場合、売買だと、課税価格の2%(土地は1.5%)、相続だと0.4%かかります。
例えば課税価格が1,000万円の土地の場合、売買だと15万円、相続だと4万円かかります。
見積書が来たら、まずは登録免許税とかの実費を見てください。
司法書士報酬について
司法書士報酬は、あなたの代わりに調べ物をしたり、書類作成をしたりして、時間をかけて行うもの。
なので、難易度が上がれば上がるほど報酬も高くならざるを得ません。
司法書士報酬をもとに事務所運営なり、生活をしたりしているので、それなりにかかってしまうのは仕方ありません。
もしあなたの1時間あたりの仕事の金額と司法書士報酬の金額がさほど変わらない場合、自分が仕事を休んで動く分を司法書士に支払うイメージで考えればいいでしょう。
司法書士も難関資格試験で合格率が4%台。
取得するのもひと苦労するので、それであなたの権利を保全するのであれば、さほど高くないかと思います。
よく自分で登記をしたいという方がいますが、本とかインターネットとかで調べて、実体に合わせて行う必要があります。
そこには法的根拠も動くので、ただ登記すればいいということにはなりません。
まとめ
司法書士費用は高いと思っている方は、まずは「登録免許税」を見てください。
あとは司法書士の作業量や難易度で変わってくること、司法書士の報酬で司法書士も生活していることをご理解ください。
ちょっとタブー的なことを書いてしまい申し訳ありません。
今回は
『見積書を見せたら高いと言われた 実は費用が高いのは…』
に関する内容でした。
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参考書籍
こんなにおもしろい司法書士の仕事〈第9版〉 山本 浩司 中央経済社 2018年07月31日頃 売り上げランキング :
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