「精神科医が見つけた3つの幸福 最新科学から最高の人生を作る方法」by樺沢紫苑 本当の幸せとは何かを考えさせられた内容 「お金」だけが幸せではない!
ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 鉄道大好き司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
2021年7冊目の読書日記。
今回は、精神科医で作家の樺沢紫苑さんの「精神科医が見つけた3つの幸福」(飛鳥新社)を紹介します。
精神科医が見つけた3つの幸福 | ||||
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唐突ですが、あなたにとって「幸せ」とは何ですか?
この質問が抽象的過ぎて分からないという方も多いでしょう。
私は、漠然と幸せになることは「お金を多く稼いで生活する」と考えていました。
しかし、今回紹介する本を読んで、「お金」だけが幸せを導かないということを知ることができました。
早速、内容を含めて紹介します。
「精神科医が見つけた3つの幸福」by樺沢紫苑 本当の幸せとは何かを考えさせられた内容 「お金」だけが幸せではない!
「精神科医が見つけた3つの幸福 最新科学から最高の人生を作る方法」本の構成は?
この本は「幸せ」について、様々な角度から紹介してあります。
全部で366頁もあり、読み応えがあります。
まずは幸福は脳内物質であることを第1章で説明しています。
その3つの幸福をイメージを固めた上で、幸せの4つの性質のことを第2章と第3章で紹介してあります。
その後は各脳内物質の幸福を手に入れる方法を各章7つずつ第4章から第6章で解説してあります。
そして、最後の章には今までの3つの幸福を踏まえ人生を変える「お金」「遊び」「食」の習慣を説明しています。
この本の読み方としては、まずはざっと全体を読んだ上で、自分の足りない幸福物質はなにかを掴んで、その章を中心に読んだほうがいいでしょう。
自分が足りなかった「幸福」ってなんだろう?
冒頭にも書きましたが、自分にとっての幸福は「お金持ちになる」ということだと思っていました。
この「お金」に関する幸福はこの本では「ドーパミン的幸福」と定義されていまず。
ドーパミン的幸福とは、お金、成功、達成、富、名誉、地位などの幸福のことを指しています。(24頁)
しかし、「ドーパミン的幸福」だけあれば人間は幸せになれるのか?
樺沢先生は「ドーパミン的幸福」だけではだめだという主張をされます。
実は残り2つの幸福「セロトニン的幸福」「オキシトシン的幸福」がないと「ドーパミン的幸福」は意味をなさないと書いています。
ちなみに「セロトニン的幸福」と「オキシトシン的幸福」は以下のように定義されています。
セロトニン的幸福は、一言でいうと、健康の幸福。心と身体の幸福です。
オキシトシン的幸福は、つながりと愛の幸福。友情、人間関係、コミュニティの所属などの幸福です。
(24頁)
重要度の順で書くと
「セロトニン的幸福」=「オキシトシン的幸福」>「ドーパミン的幸福」
となります。
なるほど、自分は「セロトニン的幸福」「オキシトシン的幸福」が足りていないのかとこの本を読んで感じました。
なので、「ドーパミン的幸福」を得たいのであればまずは「セロトニン的幸福」「オキシトシン的幸福」を鍛える必要があることをこの本を読んで気付かされました。
ついでに、これら3つの幸福はうまく掛け算していけば、より幸福度の得られる確率は高くなるとも書いています。
となると、3つの幸福をどううまく使い分けるかが鍵になるように感じました。
これだけ読んでも「幸福」というのは重みがありますね。
この本を読んでの3つの気づきとは?
この本を読んでの率直の感想ですが、「幸福」の抽象的概念をよくここまで具体化して落とし込めたとうこと。
実際にこれをすれば「幸福」を得ることができるのかを分かりやすく書かれた本はないと思いました。
しかも、実際の先生や樺沢塾の受講生の体験を通じて書かれているので、取り組みやすいという特徴もあります。
そこで、この本を読んでの3つの気づきを書きます。
- お金だけが幸せを導くのではない
- 「今」の幸せにフォーカスすること
- 「孤独」って意外と「幸せ」の観点から危険
お金だけが幸せを導くのではない
私が読んで一番響いたところで、お金だけでは人生は幸せになれないというところが響きました。
結局お金持ちになったところで、健康を害したり、人と接していないと、決して幸福ではないということ。
お金持ちになるためにも幸福のバランスが重要なのかと感じました。
「今」の幸せにフォーカスすること
人間は「今」をいきているもの。
私の好きな人で元ジャパネットたかたの髙田明さんがいますが、著書「伝えることから始めよう」の中で、「今」についての重要性を書いていました。
私も将来や過去を心配するあまり、物事が進まなかったところがありました。
しかし「今」をまずは大事に生きる、1日1日を大事にすることが「幸せ」になる第一歩なのかと。
「孤独」って意外と「幸せ」の観点から危険
自分は、ひとりで事務所を経営していて、時々共同経営者とも話をしますが、基本ひとりのことが多いです。
仕事で依頼者とお話することがありますが、基本孤独。
「孤独」はオキシトシン的幸福の観点から危険であるということ。
やはり、人と接してお話することが、幸福につながるのかと改めて感じました。
このご時世でリアルに人と会うことは難しいですが、むしろこの時期だからこそ人と接することがより大事なのかとも感じました。
この本を読んでやってみたいこと3つ
この本を読んでぜひ実践していきたいことは3つあります。
- オキシトシン的幸福を高める
- まずは健康第一 そこから幸せが生まれてくるので健康をより意識する
- 3行日記をさらにバージョンアップしていく
順に細かく書いていきます。
オキシトシン的幸福を高める
先程も書きましたが、自分は「オキシトシン的幸福」が少ないかもしれません。
人と接する機会が少ないので、オキシトシンがあまり出ていないのかもしれません。
恋人を作るとかもこの部類に入るので、ぜひ「オキシトシン的幸福」を高めていきたいです。
そのためにも「親切」「感謝」の心を持って仕事や遊びに注力していきたいです。
まずは健康第一 そこから幸せが生まれてくる
最近運動不足であることを認識しています。
セロトニン的幸福がドーパミン的幸福の基礎となっていることをこの本で知ったので、セロトニン幸福を高めていきたい。
睡眠・運動・朝散歩は樺沢先生が推奨していますので、一番不足している運動に注力していきます。
私の仕事はひとり仕事で、自分が健康でないとお客様にも迷惑をかけてしまいます。
なので、健康はより意識していきたいです。
3行日記をさらにバージョンアップしていく
この本で3行ポジティブ日記の重要性を書いています。
私もほぼ毎日ツイッターで投稿しています。(忘れることもありますが)
これにこの本で書かれている「親切日記」「感謝日記」も加えてさらにバージョンアップしたものを書いていきたい。
これだけで幸せになれるのであれば、自己投資する価値は十分にあると思いました。
まとめ
この本を読んだ内容はとにかく「幸せ」についてこれでもかと具体的かつ詳細に書かれています。
どれも樺沢先生の実体験を通じて書いてあるので説得力があります。
お金のために仕事をするのではなく、人と接したり健康でいることが本当の「幸せ」につながるのだと感じました。
この本は時期を見て再読していきたいです。
今回は
『「精神科医が見つけた3つの幸福」by樺沢紫苑 本当の幸せとは何かを考えさせられた内容 「お金」だけが幸せではない!』
に関する内容でした。
今回の読書日記ブログで紹介した本はこちら
精神科医が見つけた3つの幸福 | ||||
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