司法書士試験雑感 司法書士試験は難関なのか?
ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
2019年の司法書士試験も最終合格が発表されました。
2020年、司法書士試験は受験会場も減り、何かが変わる気がします。
ところで、よく司法書士試験は難しい試験ですかという質問を受けるので、私なりに書いてみました。
司法書士試験雑感 司法書士試験は難関なのか?
受験者数と合格者からみると難関に思えるが…
2019年の司法書士試験の合格者は601名。
出願者数は16,811名で、出願者ベースでの合格割合は3.5%、受験者数(13,681名)ベースでの合格割合は4.3%でした。
合格割合をみると難しそうだと思いますが、司法書士試験ほど、きちんと勉強した方が受かる試験です。
ほとんどの受験生が、試験当日に合格レベルに達していないのが多いからです。
努力すれば報われるのが、司法書士試験の特徴です。
司法書士試験 何回目に合格する方が多いのか?
よく受験予備校で、「1回目で受かりました」とか書いてあります。
ただし、1回目で受かる人は少ないと思ってください。
私の周りの方は3回目とかで受かっている方が多い気がします。
実際に10回目とかという方もいます。
そういう方は、働きながら勉強しているので、本気で勉強する時間を割くことができず、時間がかかった人もいます。
司法書士試験 自分の体験談
私は合格するまで6回かかってしまいました。
4回目までは合格する感触はなく、5回目で初めて基準点を突破。
やっと合格ラインまでたどり着くことができました。
あとはひたすら過去問・条文を丹念に繰り返し、合格しました。
やはり、司法書士試験は、受験科目が多いので、各科目間をどう関連付けて勉強していくか、効率化を考えて行うのが、早く受かるための秘訣です。
民法を起点に不動産登記法や民事訴訟法(執行・保全法)、供託法を結びつけて行うなど、一つの科目と考えず勉強するほうが得策です。
あとはインプットばかりしても意味はないのでアウトプットを意識した勉強が必要です。
受験生時代、アウトプットをあまり意識しないで、インプットばかり意識したことが合格を遅らせてしまったと今は思っています。
アウトプットを意識したインプットをすることが早期合格につながります。
まとめ
難関資格であればあるほど、アウトプットを意識したインプットを考える必要があります。
司法書士試験が難しいと思うのはインプットの量が多いからだと最近は思っています。
司法書士試験は、きちんとやっていれば受かる試験なのでそこまで難関資格なのかと思うのですが…
今回は
『司法書士試験雑感 司法書士試験は難関なのか?』
に関する内容でした。
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