何の事業で独立したいのか?事業目的の定め方
ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
会社を設立するにあたり、何の事業で会社を作りたいのかを考える必要があります。
今回は、事業目的を定めるにあたって注意しなければならないことをまとめました。
何の事業で独立したいのか?事業目的の定め方
目的は登記簿に載ることを意識する
あなたの事業は何がメインですか?
それをまずは決める必要があります。
「目的」は会社設立時の定款に絶対に記載しなければならないし、登記簿にものります。
あなたの会社のことが晒されることにもなるので、目的はしっかり自分が行う事業をしっかり反映させたものでなければなりません。
ひとり会社の事業目的の決め方のポイントは?
いろいろ事業をしたくても、一つの会社で行える事業は正直限られています。
ひとり会社の場合は、基本はあなたしか動ける人がいないので、軸となる業務をまずは決めないといけません。
将来この事業も行う予定だから事業目的に入れておこうという方がいて、結構の量の目的になるひとり会社を見かけます。
実際に行えればいいのですが、正直そこまでできないのが多いです。
あまり欲張らず、自分の事業に集中できるものだけを目的として入れるくらいで私はいい気がします。
ただし、副業でインターネットで売買したいという方は古物商の登録が必要となるので、必ず目的には「古物商」という言葉を入れておかないといけません。
古物商登録の際に、目的にないと、定款変更をせざるを得なくなり、費用がかかるため、あらかじめ古物商などをする予定があれば、入れておくことをおすすめします。
資本金の額とのバランスを考える
資本金の額は会社の元手金というのは、以前のブログで書きました。
元手金がどれだけあるかで事業展開できることが決まってきます。
当然資本金の額は登記簿に記載されるので、やたら目的が多いと、本当にこの会社これだけのことがこの資本金でできるのか、逆に「信用」の問題にも繋がります。
あまり資本金がないときは、かえって目的の事業を絞るということも、第三者の目線から考慮すべきだといえます。
この会社はこれで事業を行い利益を得るということを、設立段階でしっかり決めておくことが大事です。
まとめ
ひとり会社設立については目的をある程度絞るのも大事なのかと。
ただし、インターネット売買を将来する予定であれば「古物商」はあらかじめ入れておくことをおすすめします。
今回は
『何の事業で独立したいのか?事業目的の定め方[ひとり会社の設立]』
に関する内容でした。