東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
目次
はじめに
以前、マクドナルドで販売されている「ヘーホンホヘホハイ」のネーミングについて書きました。
商品とネーミングが一致しているとインパクトが大きく、お客様を引きつける要因になります。
一方、ネーミングを付けてもほとんど浸透していないものもあります。
そのひとつが「東京さくらトラム」です。
「東京さくらトラム」って知っていますか?ネーミングがやっぱり大事!
「東京さくらトラム」って何?
結論から書きます。
「東京さくらトラム」実は都電荒川線の愛称名です。
最近は車内での放送や都営三田線と都電荒川線の乗換駅である西巣鴨駅でも表示されています。
しかし、ほとんど浸透していないためか、出口案内の部分にシールで(都電荒川線)と貼られるようになりました。
これはネーミングの失敗のひとつといっていいでしょう。
愛称名がつけられたのは約半年前。
東京都交通局もここまで愛称名が知られていないとは思ってもみなかったでしょう。
「東京さくらトラム」なぜ愛称名が浸透しないのか?
結局「さくら」とか「トラム」が都電荒川線を連想させるものではなかったからだと思います。
また、既に根付いている「都電荒川線」「都電」を変更することに抵抗感がある方が多いからでしょう。
「さくら」は都電荒川線沿線でも飛鳥山公園や荒川自然公園でも春になれば綺麗に咲きます。
しかし、「さくら」は日本全国で咲くもので、しかも季節は春のみ。
「さくら」が沿線に縁のあるものでもないので、インパクトは薄いです。
そうであれば、都電荒川線の路線でバラを育てる取り組みがされているので「バラ」の方がインパクトはあります。
あとは「トラム」
英語で路面電車のことを意味するようです。
東京オリンピック・パラリンピックを意識して英語にしたのでしょう。
しかし、日本の独自のものをわざわざ英語にする意味はどこにあるのでしょう?
以上のことから、都電荒川線には愛称名なんかいらず、地元や地域住民に愛されている呼び名のほうがかえって外国の方にも親しみをもてていいと思うのです。
「東京さくらトラム」から都電荒川線を結びつけるのは正直できません。
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まとめ
「東京さくらトラム」
都電荒川線の愛称名はやめるべきです。
オリンピック・パラリンピックを意識してつけているのは分かりますが、終わってからのことは役人は全く考えていないようです。
そうであれば、地元住民や地域に愛される呼び名でやったほうが、よほど親近感が湧くと思うのですが、いかがでしょうか。
今回は
『「東京さくらトラム」って知っていますか?
ネーミングがやっぱり大事!』
に関する内容でした。