東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
目次
はじめに
「継ぐ・継がせる」
これは個人でも会社でも同じです。
会社の場合、後継者をどうするか
財産をどうするかなど、事業承継の問題が
あります。
これには最低でも5年以上かかると言われて
います。
個人でも同じことが言えるのではないか、
最近そう思うようになりました。
「継ぐ・継がせる」ことは人も法人も
変わらないので・・・
じっくり時間をかけて生前の相続対策を
講じる必要があると思います。
決して他人事ではない「相続」を身近に考える
相続というと、
自分は若いから関係ない
財産が多い人が考えないといけない
日本人が考える相続はどうも
後ろ向きに考える傾向があります。
ところで、あなたが遺言書を書かないで
亡くなった場合、
自分の財産は誰にどのくらいの割合で
いくかご存じですか?
法定相続分どおりで何も問題なければ
いいですが、多くの場合、すんなり
いきません。
財産が不動産と預貯金が少しだけ
の場合を考えてみましょう。
これを法定相続分どおりにきちんと
分けることが出来ますか?
もし、法定相続分どおりに分けない場合は、
遺産分割協議をして分ける必要があります。
相続は「モノ」より「ハート・ココロ」の問題
遺産分割協議の場合、
相続人全員が話し合って合意したら
成立します。
相続人全員でしなければいけないので、
誰か一人でも欠けていたら、
その協議は無効になります。
すんなりいく場合もあるでしょうが、
最近は離婚があったりして、家族関係が
複雑化している傾向があります。
さらに、自分が生きているときは、
家族間は仲が良かったのですが、
相続開始を契機に、急に中が悪くなった
ということもあり得ます。
そうなると、遺産分割協議ができず、
ずっと財産が宙ぶらりん状態になることも
あり得ます。
私は財産「モノ」をきちんと相続人に
承継させることも大事ですが、
これからの時代の相続は
「ハート・ココロ」の部分も重要に
なってくると思います。
「ハート・ココロ」の部分は
法律では解決しにくい問題。
自分が亡くなったあとどうなればいいのか
考えておかないといけない問題だと
思います。
まとめ
核家族化、離婚率の増加、高齢化社会
日本の「家族」の環境がめまぐるしく
変化しています。
となると、「相続」の問題も、自分が
生きている間に考えておかないと
いけない時代になりました。
会社の事業承継と同じように
自分の「家」をどう承継させるか
これからの時代重要だと思うのですが
いかがでしょうか。
最後に
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参考書籍
これだけは知っておきたい相続の知識―相続人と相続分・遺産の範囲・遺産分割・遺言・遺留分・寄与分から戸籍の取り方・調べ方、相続登記の手続・相続税まで
吉岡 誠一 日本加除出版 2015-12
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Q&A中小企業事業承継のすべて―そのときあわてないための73問
中小企業事業承継・実務研究会 民事法研究会 2014-03
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