東京都江戸川区 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
相続対策 誰かに委任すれば早く終わるのではないか。
面倒な手続きは専門家に任せるのが正直早いです。
とはいっても、専門家に依頼しても、相続手続は時間がかかります。
その理由を紹介します
相続手続に時間がかかる理由 相続人を特定するため
まず、相続が開始したら、戸籍の収集からスタートします。
それは被相続人の出生から亡くなるまでの戸籍をすべて取得する必要があります。
なぜ必要なのかというと、相続人を特定するため。
依頼者が相続人がこの人だといっても、公的書面で裏付けないといけないからです。
戸籍関係は、不動産登記や金融機関、相続税の申告など様々な場面で必要となります。
では、その戸籍謄本はすぐに集まるのかというとそうではありません。
戸籍を辿っていくと、地方に本籍がある場合があり、そのときは、郵送で取り寄せる必要があります。
郵送でやりとりしていると1週間位かかるので、戸籍収集でまずは時間がかかってしまうことを覚えておいてください。
相続人が特定しないと相続手続きは前には進まないと思ってください。
相続手続に時間がかかる理由 金融機関での手続き
最近、金融機関では、窓口は予約制になっています。
なかなか予約ができずに1週間とか10日とかかかってしまいます。
なので、金融機関での相続手続はすんなりいかないと覚えておいてください。
また、金融機関によって手続きが変わってくることもあるので注意です。
統一的見解があればいいのでしょうが、相続手続になると金融機関はそれなりに慎重な気がします。
相続手続に時間がかかる理由 相続人間の調整
相続人が確定したら、遺言書がなければ遺産分割協議をすることになります。
あとは、財産を引き継ぎたくない場合、家庭裁判所に相続放棄の申述をします。
相続人間で話し合いがすんなり決まればそこまで時間はかかりませんが、問題は紛争があるとき。
なかなか相続人間で話し合いがつかないときは時間がかなりかかります。
実際に相続が開始してから数年後にやっとまとまったという事例もあります。
相続手続に時間がかかる理由 不動産登記の申請
相続人が確定し、不動産の承継者が決まったら、相続登記を申請します。
相続登記を申請してもすぐに終わるわけではなく、登記申請後1週間程度かかってしまいます。
よく登記申請すればすぐに名義が変わると思っている方も多いですが、実際にはすぐには変わらないことを知っておいてください。
まとめ(今日の気づき)
相続手続はすぐには終わらない 時間がかかるものと覚えておく
戸籍収集は思った以上に時間がかかる 戸籍収集が終わらないと相続手続は前には進まない
今回は
『相続手続 実際に体験した人からの話が役に立つ 相続対策をしておくことが重要 江戸川区の司法書士が解説します』
に関する内容でした。
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