東京都江戸川区「6回目でやっと司法書士試験に合格した「相続・商業登記を軸とした中小企業支援業務」の専門家」「登記業務を通じてお客様に寄り添う」 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
「身内で亡くなった方がいます。
運転免許証とかパスポートを持っています。
亡くなった時にどのような手続きをすればいいでしょうか?
ついでに電話加入権や公共料金についても教えてください」
身内が亡くなると、色々と慌ててしまうでしょう。
不動産の名義や銀行口座の手続きの他にも、相続手続きをしなければならないことは多くあります。
ただ、相続が始まったら何をすればいいか、生前対策の一環として知っておけば落ち着いて対処できます。
今回は身近な生活編での相続について紹介します。
相続発生後に何をすればいいのか?身近な生活編 運転免許証、パスポート、個人番号カード
運転免許証、パスポート、個人番号カード(マイナンバーカード)は、本人しか持ち得ないものなので、亡くなったら速やかに返してください。
運転免許証の場合は、最寄りの警察署に返却します。
パスポートは、都道府県旅券課に返却します。
個人番号カードは、カードを発行した市区町村役場に返却します。
相続発生後に何をすればいいのか?身近な生活編 公共料金の名義変更
電気、ガス、水道料金等の場合、こちらは各会社に問い合わせをして名義変更の手続きをします。
なお、もう既に誰も住んでいない建物を所有している場合は、各会社に問い合わせの際に解約等の手続きも検討してください。
ただ、建物内の遺品整理などをする必要があるときは、整理が終わった段階で解約するといいでしょう。
合わせて、誰も住んでいない不動産であれば、売却なども検討してください。
空き家のままだと、今後様々な問題が出てきますので、早めに対策をしてください。
相続発生後に何をすればいいのか?身近な生活編 電話加入権の名義変更
電話加入権については、日本通信電話会社で手続きをします。
電話加入承継届に、死亡の事実及び相続関係が確認できる戸籍謄本等を準備します。
さらに承継人は実印と印鑑証明書が必要になります。
戸籍謄本は、他の相続手続きにも利用するので、早めに準備しておくことをオススメします。
相続発生後に何をすればいいのか?身近な生活編 携帯電話やプロバイダー
携帯電話やプロバイダーは、亡くなった後速やかに各契約先に連絡して解約します。
ブログとか引き継げないかという問題はあります。
無料ブログの場合、引き継げる場合と引き継げない場合があります。
各会社の規約によるところが大きいので必ず確認してください。
最近はSNSなどの「デジタル遺産」の引き継ぎも問題になっています。
まとめ
今日は日常生活について、相続開始後にしなければいけない手続きについて書きました。
手続きによって、会社ごとによって異なることありますので、連絡した上で手続きをするようにしてください。
今回は
『相続発生時に必要な生活手続き完全ガイドを江戸川区の司法書士・行政書士が解説』
に関する内容でした。
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