相続で大事なこと あなたの家族が相続で争う姿をみたいですか?生前対策で大事なことを江戸川区葛西の司法書士が解説します
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
相続問題が発生するのは、亡くなる前ではなく亡くなったあと。
正直、亡くなった後の相続問題は、実は手遅れのことがほとんど。
かといって、相続開始前に子供から親に訴えても、親がなかなか相続対策を講じてくれない・・・
まだまだ自分が亡くなった後のことを考える風潮がないのが今の日本の相続の特徴です。
相続で本当に大事なこととは?
公正証書遺言の数の増加 それなりに意識しはじめているか?
日本公証人連合会のホームページによると、令和3年の1年間に公正証書遺言を作成した件数は10万6,028件。
自筆証書遺言を含めると、遺言をしている数はさらに増えるでしょう。
最近では自筆証書遺言も法務局に保管できる制度も導入されているので、より遺言というものを身近に感じている方もおおいでしょう。
ちなみに令和元年の遺言書の検認件数は4万3,000件ほどです。
自分の財産を誰に渡したいのか、意識が高まっている証拠といえます。
遺言書での生前対策が大事 一方で何も相続対策をしていないと・・・
令和元年度の家事事件の遺産分割事件の件数は1万2,000件。
この数字をみてあなたはどのように感じるでしょうか?
相続対策を何もしないで亡くなった場合、相続人同士で骨肉の争いになってしまうリスクがありうることを理解してほしいのです。
あなたの財産のことで揉めてもらいたくないと思っていても、何が起こるのかわからないのが現状です。
財産の金額の多さとかは関係ありません。
本来は自分で築いてきたものは、自分で使い切るくらいが一番いいのですが、残ってきたものを誰かに継いでほしいという気持ちもあるでしょう。
そうならば、何かしらの相続対策を講じる必要があるということをご理解いただけますか。
慌てないための相続対策とは・・・
これから相続対策をしようとした矢先に・・・
というケースを私も経験しています。
もっと早く対策をしていればと思うこともしばしば。
さらに、自分の親に何か相続対策をしてほしいと思っている子供もいます。
自分の身に何か起きた時に家族に迷惑がかけられないと思い、親に相続対策をしてほしいと思っているとのこと。
相続対策は、何が起こるかわからない今できることをやることに意義があります。
昨今では相続対策を始めようと思った矢先に認知症になってしまい、財産が凍結してしまったという事例もあります。
まとめ
このブログを読んでもまだ相続について漠然と考えている方が多いでしょう。
もしくは、自分が亡くなったらという後ろ向きのことは考えたくないという方もいるでしょう。
でも、自分のこともそうですが、残された方のことも考えることが大事。
まずは、相続対策として、自分の棚卸しから始めてみてはいかがでしょうか。
ハードルを下げるために、エンディングノートを書いてみることから始めるのもいいですよ!
今回は
『相続で大事なこと あなたの家族が相続で争う姿をみたいですか?生前対策で大事なことを江戸川区葛西の司法書士が解説します』
に関する内容でした。
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