定款認証手数料が値下げするかも?副業して法人化しやすくなるのか?

東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。

はじめに

10月になり、会社設立に関して新たな動きが出ました。

株式会社設立のときに避けて通れない定款認証。

これについて手数料が値下げになるかもしれないとのこと。

どのような内容になるのか、実務で何か影響は出てくるのか、私見を交えて書きます。

定款認証手数料が値下げするかも?副業して法人化しやすくなるのか?

「公証人手数料令の一部を改正する政令案」の意見募集が始まる

10月1日から、「公証人手数料令の一部を改正する政令案」の意見募集が始まりました。

募集期間は令和3年11月1日までとなっており、これが決まると会社設立の実務の動きが活発化しそうな気がします。

内容は現行資本金の額に関わらず定款認証手数料は一律5万円のところ、以下のとおり、会社設立後の資本金の額によって変わります。

  • 資本金の額が100万円未満 3万円
  • 100万円以上300万円未満  4万円

改正の背景には、起業促進が大きいと思われ、国としてもどんどん起業してほしい側面があるものと思われます。

定款認証手数料の値下げによって副業はしやすくなるのか?

昨今、新型コロナウィルスの影響から、企業が副業を推進しているところが多いです。

さらに副業から、起業して法人化を目指す方も多いかと思われます。

そうなるとひとり株式会社を設立する方も増えると思われます。

資本金の額は1円からでもできるので、もしかしたら資本金の額を100万円未満にして、株式会社設立をする方は増えるかもしれません。

合同会社よりも株式会社のほうがイメージがいいというのはまだ拭いきれませんし、少しでも信用度を高めたいというのであれば株式会社を選択することになるでしょう。

公証人手数料が値下げしたら、数十万円台のひとり株式会社が増えると思っています。

資本金の額の設定の注意点はあるか?

私見では、できれば信用度の観点から資本金の額は7桁ある方がいいと思っています。

会社法改正前に設立できた有限会社は最低資本金の額が300万円と考えると、ある程度信用を売りにする会社を設立する場合は、定款認証手数料の値下げに関係なく資本金の額を設定すべきです。

特に許認可や融資を受ける方は、資本金の額で決まる部分があるので注意が必要です。

公証人手数料の値下げよりも登録免許税の値下げのほうが起業促進につながるかも?

株式会社設立に関しては、定款認証手数料が高いとか、法務局に支払う登録免許税が高いとか色々いわれています。

今回公証人手数料が値下げになりそうなのはいいですが、肝心な登録免許税は安くなりません。

現状は15万円が最低金額なので、それを少しでも下げれば、起業促進につながる気がするのですが…

まとめ

公証人手数料の値下げが実現すれば、もしかしたら起業する方も増えるかもしれません。

何か分からないことがあればぜひ相談してください。

今回は
『定款認証手数料が値下げするかも?副業して法人化しやすくなるのか?』
に関する内容でした。

あわせて読みたい

ひとり会社の企業法務に関するブログはこちらから

参考書籍

第4版 会社法定款事例集ー定款の作成及び認証、定款変更の実務詳解ー

田村洋三/土井万二 日本加除出版 2021年04月01日頃
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この記事を書いた人

司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

鉄道(乗り鉄・撮り鉄両方)と麻婆豆腐・担々麺をこよなく愛する司法書士・行政書士です。
ひとり会社設立、副業・複業、小さな会社の企業法務の分野を得意としています。
1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。

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