司法書士と中小企業資源業務 会社の経営者にどんな力になってくれるのか?身近なサポート役
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
司法書士は経営者にどんな力になってくれますか?
ある読者の方から質問をいただきました。
司法書士と会社経営者、一見すると何も繋がりはないように見えます。
今回は、司法書士の業務を確認しながら、会社経営者と司法書士との関わりを紹介します。
一部私見が入ることをご承知おきください。
司法書士の業務 会社の経営者にどんな力になってくれるのか?
司法書士業務の一つ 商業登記業務
司法書士の業務には「登記」「裁判」などがあります。
会社経営者と司法書士が深い関わりあいを持つものとして「商業登記」があります。
登記は、登記簿に正確に実体情報を反映させる必要があるため、経営者を寄り添う必要があります。
例えば、増資一つとっても登記手続だけでなく、会社法の実体面からもサポートしていく必要があります。
経営者の方は、やはり法務面でなかなか理解できないところがあるので、司法書士の支援が必要になるのです。
登記の側面から司法書士をサポートしていく、これが経営者と司法書士をつなぐものとなるのです。
「登記」のほかに「裁判」でも相談に乗れることがある
司法書士は「登記」というイメージが強いですが、「裁判」業務も行うことができます。
140万円以内であれば、簡易裁判所で裁判の代理人になることができます。
たとえば売掛金の回収とかでお困りのことがあれば、司法書士に相談するのはありです。
一方で140万円を超えてしまうような場合は、裁判所書類作成業務で経営者を支援することが可能です。
この場合は代理人になることはできませんが、本人訴訟する経営者のサポート役に徹することができます。
「登記」だけでない「裁判」もできるということを経営者は知っていただけると嬉しいです。
法務のことでお困りの場合 他の士業につなぐ
当然司法書士だけでは会社の経営のサポートは難しい側面があります。
これは士業の業際の問題もあり、司法書士が関われない分野が出てきます。
労務や税務、高度な法的問題の場合は司法書士よりも他の専門家の方が的確に答えてくださることもあります。
司法書士は、それらの士業につなげる役割も果たしています。
私の業務でも経営者の方からの相談で専門外以外の内容を聞かれたら、他の士業を紹介することがあります。
やはり餅屋は餅屋ということで、専門家に的確に対応していただいたほうが経営者にとってはいいからです。
中小企業法務のサポート役に徹する
司法書士の業務の醍醐味として「中小企業法務のサポート」に徹することがあります。
私が最近力を入れているのが「ひとり株式会社の支援」。
どうしても、ひとり経営者の方は法務面で分からないことが多いので、そこを一緒になってサポートすることが重要だと思っているので、自分は力を入れています。
また、経営者個人の問題、例えば相続なども相談にのり、身近で頼れる存在になっていきたいと常日頃思っています。
まとめ
司法書士と経営者とのつながりをざっくり書いてみました。
法務面で分からないことがあれば、ぜひ司法書士に相談してみてください。
相談することで解決への第一歩を踏み出せる可能性が高まります。
今回は
『司法書士と中小企業資源業務 会社の経営者にどんな力になってくれるのか?身近なサポート役』
に関する内容でした。
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