最難関資格試験司法試験 合格率4割超えた!簡単になったのか?資格試験アドバイザー司法書士からみた目線
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
先日、司法試験の合格発表がありました。
結構Twitterを見ていたら「合格しました」とかツイートしている方も多かったので、合格された方はホッとしているでしょう。
今回の司法試験で色々見えてきたことがあったので、私の考えも含めて書いていきます。
司法試験 合格率4割超えた!簡単になったのか?
司法試験の合格率は4割超えたというが…
司法試験の受験者数は本年は3,424名とここ最近減少傾向。
合格者は1,421名とこちらも減少しました。
しかし、合格率は41.5%と合格率を見ると昨年と比べ上昇傾向。
一見司法試験は簡単になったのかと思うかもしれませんが、一番のネックは司法試験の受験資格を有するかどうか。
司法試験の受験資格を取得できるか、ここがまずはポイントとなります。
司法試験の受験資格を有するためにはどうすればいいか?
司法試験はいきなり誰でも受けることはできません。
一定の受験資格を有する必要が出てきます。
一番確実なのは、ロースクールを卒業すること。
ロースクールは既修コース(基本2年で卒業可)と未修コース(基本3年で卒業可)があります。
ただし、ロースクールに通う費用の問題や、昨今はロースクールの質の問題等、新制度が始まってからいろいろな問題が出ています。
簡単なロースクールに入学できても、司法試験には対応できないところもあるようで、結局は潰れてしまうロースクールも昨今多くなっています。
最近は、ロースクールより、予備試験経由のほうが司法試験に受かっている率が高くなっています。
予備試験は、試験に合格すればロースクール卒業と同じ扱いとなり、昨今では資格試験予備校でもロースクールより予備試験を推奨しているところも出ています。
個人的にも、ロースクール通うのであれば予備試験のほうが効率がいいように感じます。
しかし、予備試験合格するのは狭き門となっていて、ここを通らない方も多いです。
しかし、手っ取り早く司法試験に受かりたいのであれば予備試験経由のほうが実は費用も効率もいいのです。
基本的には司法試験の合格率は上がりましたが、決して司法試験は簡単になったとは言えません。
最年少合格と最高齢合格
今回の司法試験でびっくりしたことがあります。
データをみると、なんと18歳で司法試験に合格した人が出たこと。
おそらく高校生だろうと思われ、予備試験経由なのかと。
すごい能力の持ち主が現れたと言えます。
その一方で最高齢が69歳ということで、こちらもある意味すごい。
人生100年時代に司法試験目指されていることに感服いたします。
まとめ
司法試験は簡単になったのかというと私はそうではないと感じています。
そもそも司法試験の資格を有するための勉強が大変ですし、時間もかかります。
予備試験経由で運良く最短でいっても2年はかかります。
いくら司法試験の合格率が4割を超えたといってもまだまだ難関の部類に入ることは間違いありません。
そもそもまずは司法試験の受験資格を有するところが大変だと言えます。
司法試験、合格された皆様おめでとうございます!
今回は
『最難関資格試験司法試験 合格率4割超えた!簡単になったのか?資格試験アドバイザー司法書士からみた目線』
に関する内容でした。
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