司法書士試験 何点取れば合格できるのか?満点を目指さない
ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 鉄道大好き司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
司法書士試験は、基準点を突破して、さらに総合点で合格できるかどうかが決まります。
では実際にどのくらいの点数で合格できるかを個人的観点から交えて紹介していきます。
司法書士試験 何点取れば合格できるのか?
まずは択一式の基準点を突破すること
司法書士受験生の第一関門。
それは択一式の基準点を突破すること。
一時期は午前の部の基準点は高く、午後の部の基準点は低い傾向が続いていました。
しかし、ここ数年、午前の部の択一の基準点が軒並み75点(25問)と10問間違えても通ってしまう傾向にあります。
午後はここ数年75点(25問)以下で推移しています。
ただ、基準点を取っても合格には及ばず、最低でも午前・午後で3問くらい上乗せしておかないと合格は厳しいです。
記述式でも基準点がある
記述式でも基準点があり、いくら択一式で点数が良くても、記述式で基準点が突破できていなければ、合格できません。
ここ数年は70点中(不動産登記・商業登記両方合わせて)35.0点くらいで推移しています。
ちなみに平成31年度の記述式の基準点は70点中32.5点でした。
満点を取らなくても受かるのが司法書士試験 合格順位は関係ない
平成31年の実績で書きますが、総合点で197。0点で合格できました。
この年は初めて総合点が200点を下回りました。
ちなみに択一式の基準点は午前が75点、午後が66点でした。
そう考えると、基準点を3問上乗せして午前が84点、午後が75点で、記述式で38点取れていれば最低合格可能です。
なので、簡単な問題の年はそうはいきませんが、午前・午後で30問正解して、記述式で6割程度できれば、総合点で合格できる点数は取れるのです。
合格順位も全く関係ありません。
総合点突破のための戦略を考える
これを見てもらえれば分かりますが、完璧を目指してしまうと時間がかかってしまう、最低限のことをすれば合格はできるということを意識すべきです。
特に長期受験生の場合は、やっていることが的外れでなかなか受からない方いるのではないでしょうか。
その方は、まずは短期合格者の勉強方法を真似て教材を絞る、基礎をじっくり固める、条文を読み込む、この当たり前のことをまずはしっかりやるべきだと言えます。
まとめ
司法書士試験の場合、合格順位は関係ありません。
なので、30問近く取れる実力をつけることと、記述式は落ちない答案を書くことに注力したほうが受かりやすいと思います。
最近は予備校や書籍などの情報が多くて取捨選択するのが難しいかもしれません。
自分がこれだという教材と心中する気持ちで取り組むのが合格への近道のような気がします。
今回は
『司法書士試験 何点取れば合格できるのか?満点を目指さない』
に関する内容でした。
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参考書籍
合格率3%の司法書士試験に下克上合格 〜がむしゃらFight編〜 | ||||
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