行政書士試験 申込者数が増えている!なぜだろう…
ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 鉄道大好き司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
2020年の司法書士試験、申込者数が15,000名弱で、ピークであった10年前くらいよりも半分に減っています。
逆に行政書士試験はなぜか昨年より申込者数が増えています。
なぜなのか、別の行政書士の先生がYahooニュースで載せていました、私も自分なりに分析してみました。
行政書士試験 申込者数が増えている!なぜだろう…
ここ数年の行政書士の申込者数は?
2016年から2020年までの申込者数を紹介します。
2016年 53,456名
2017年 52,214名
2018年 50,926名
2019年 52,386名
2020年 54,847名
2020年の申込者数はここ数年で最高になっています。
一時期は他の試験同様申込者数が減っていましたが、数年前から増加傾向になっています。
これってなぜなのでしょうか?
私なりに考えてみました。
行政書士試験は手軽に受けられる試験
行政書士試験は、受験資格とかは特段なく、誰でも受けることができる試験。
なので、ハードルも低いです。
科目数はそれなりにありますが、最初に資格を持つ内容であれば、気軽に取れやすいのが、もしかしたら行政書士試験を始めるきっかけになったのかもしれません。
なおかつ、コロナの影響で、時間を持て余している方が多く、何か勉強したいと思った方が勉強をはじめたのかもしれません
半年あれば行政書士試験は受かるから・・・
ちょうどコロナ禍の影響が出始めたのが、3月下旬。
その頃から在宅ワークの方も増えてきて、時間も余る方が増えてきました。
行政書士試験は毎年11月に行われ、4月から勉強をはじめても半年あるので、効率よくやれば受かることは可能。
しかも独立も可能…
ということで、サラリーマンが気軽に始めた経緯が高いのかもしれません。
副業にもピッタリ?
行政書士は、一応試験に受かれば独立して業務をすることは可能です。
独立している方の中には、週末だけ行政書士業務をしている方もいます。
昨今、副業がブームであり、行政書士の場合、在庫も抱えることもないため、パソコンとプリンタ等最低限のものがあれば仕事は可能。
なので、副業として行政書士をするという方は今後増えるかもしれません。
なぜ行政書士試験は申込者数が増えて司法書士試験は減っているのか?
やはり、手軽さと勉強時間の確保と難易度から出ているものと推察されます。
いくらコロナ禍で時間があるといっても、いきなり難関資格を目指すにはハードルが高い。
しかも合格率も低いとなると、最初から受ける気はしないと思われます。
しかも、受かっても仕事にありつけないリスクもある。
ということになると、行政書士のほうが難易度は低く、独立開業してもそこまでリスクは少ないと思っている方が意外と多いのかもしれません。
ただ、行政書士の開業時の登録料は結構取られた記憶はありますが…
まとめ
このコロナ禍で、資格試験に注目する方が増えている気がします。
そして、行政書士を活用して副業をする方も増えてきそうな気がします。
行政書士試験自体、実務に直結している試験とは言えませんが、受かったらできる仕事の幅は増えます。
今後、他の資格試験はどうなるのかも含め注目していきます。
今回は
『行政書士試験 申込者数が増えている!なぜだろう…』
に関する内容でした。
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2020年の司法書士試験に関するブログはこちら
参考書籍
行政書士合格者のための 開業準備実践講座〔第3版〕 | ||||
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