相続 なぜこんなに注目されているのにピンとこないのか?
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
昨今相続に関することが注目されています。
マスコミなども様々な相続に関する問題を取り上げています。
しかし、多くの方がピンと来ないことも事実で、個人的には士業専門家で相続問題(ビジネス)は盛り上がっているようにも感じます。
なぜ、相続の問題は意外とピンとこないのか、私見を交えて紹介します。
相続 なぜこんなに注目されているのにピンとこないのか?
そもそも自分には関係ないと思っている方が多いのでは?
あるタレントさんが、相続関係の手続で大変苦労されていることの記事が紹介されていました。
おそらく「相続」は色々な役所や金融機関に回っていかないといけなかったりするので結構大変とのことのことでした。
ひとつの場所で済ますこともできず、場合によっては法律で期限まで定められているので、面倒でもあります。
そうなると、事前に何かできることがあれば、多少は手続が変わってくるし、知っていれば段取り良くすすめることもできるので、苦労はされないかと思います。
意外と役に立つもの「法定相続情報証明制度」
不動産が複数にまたがっていたり、金融機関に預貯金がいくつもある、株券も持っている、そのような場合に戸籍謄本をその都度集めるのは面倒です。
そこで、法務局で戸籍関係を揃え、提出して、相続人の関係を示す一覧図に法務局からの認証文を貰えれば、戸籍の代わりとなる「法定相続情報証明制度」ができました。
これを知っているだけでも、相続税の申告なり、金融機関でも提出できるので、重宝します。
しかもこの制度のいいところは無料で必要な部数取得できること。
追加もできます。
この制度ができて数年が経ちますが、だいぶ浸透してきたように感じます。
相続開始前に相続についてできることは何かあるのか?
相続開始してから各役所や金融機関に相続の手続をしなければならないことについては、最近色々な方が書籍を出されているので、見たことがあるかもしれません。
最近は、相続開始後よりも、相続開始前にできる対策を講じましょうという動きが多いです。
相続が開始してしまうと、できることが制限されてしまうので、事前に対策を講じておきましょうというのが考えにあります。
例えば「遺言」とか「エンディングノート」を作りましょうというのが一例です。
最近では、認知性リスクの問題や会社の承継問題も相まって、様々な相続開始前の手続のことが叫ばれています。
そうはいっても、やっぱり手続が難しい、費用面が心配という方も多いでしょう。
なので、相続に関してわからないことがあれば、司法書士なりに相談することをおすすめします。
どんなに些細なことでも構いませんので、一緒に解決に向けて動ければと思います。
まとめ
相続に関することは、事後よりも事前に対策を講じたほうが選択肢は増えますね。
はい、相続が開始してしまうと、手続が煩雑で面倒なことが多々あります。
開始前からできることは進めておくことが得策です。
今回は
『相続 なぜこんなに注目されているのにピンとこないのか?』
に関する内容でした。
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参考書籍
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