司法書士の登記の見積書を見たら高かった!その理由は?
ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
ある登記をお願いしたく、司法書士の先生に見積もりをお願いしたら、結構高かった。
なぜですか?
高い原因の一つに「登録免許税」があります。あと司法書士も経営者なので、ある程度の報酬がないと生活できません。
意外と司法書士に依頼すると高くついてしまうということを耳にします
今回は少しタブーの部分になるかもしれませんが、司法書士の費用について書きます。
司法書士の登記の見積書を見たら高かった!その理由は?
司法書士の報酬が高い理由とは?
司法書士は「登記申請」のプロ。
登記簿にあなたの依頼した内容を忠実に記載する必要があります。
そのために必要な書類とかヒアリングとかをして法律構成をし、それに見合った書類を作成します。
依頼内容によっては書籍にあたったり、調査したりするので、その手間賃がかかってしまいます。
司法書士は国家試験に受かった人がなれる職業で、登記職人的な役割を担うのです。
なので、ただ単に登記簿に乗ればいいというわけにはいかず、どういう法律構成をすれば、依頼者にそった内容を反映できるのか、結構神経を尖らせる必要があります。
一つでもミスがあると、登記簿に反映できないだけでなく、職責にもなってしまいます。
なので、ある意味生活がかかっているともいえ、司法書士報酬が高くなるのは致し方ないところがあります。
あとは、相続登記で戸籍謄本を取得するときも、司法書士の職責に基づいて取得することがあり、この場合は依頼者の委任状がなくても取得可能です。
当然、あなたの代わりに戸籍謄本を取得することになるので、報酬を頂いて行うことになります。
ただ、あまりにも法外な見積もりである場合は、内訳を聞くなどして対応したほうがいいでしょう。
「登録免許税」が結構かかってしまう…
費用が高い理由として、もう一つ「登録免許税」があります。
登録免許税は登記申請の際にかかる手数料。
これは司法書士に依頼しなくても、自分で登記申請してもかかってしまう費用です。
例えば、不動産登記であれば、固定資産税の評価額の0.4%を乗じた額だったり、2%を乗じた額だったり、申請する登記原因により、登録免許税が異なります。
商業登記も、増資するのであれば、増資する金額の0.7%を乗じた額だったり、株式会社設立であれば15万円だったりします。
なので、意外と司法書士費用が高いと思っても、実際は登録免許税で占められている部分が多く、司法書士の報酬は少なかったりするのです。
まとめ
司法書士に支払う費用は、登録免許税も含まれているので高く見えてしまうときがあるんですね。
あとは司法書士に対する手間賃などと考えればいいですね。
はい、あまりにも高すぎたり安すぎる要な場合は司法書士に確認することをおすすめします。
今回は
『司法書士の登記の見積書を見たら高かった!その理由は?』
に関する内容でした。
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