司法書士試験 受験資格はあるのか?
ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
よく司法書士試験は受験資格はあるのかという質問を受けます。
司法試験みたいに受験資格はあるのか、ざっくり紹介します。
司法書士試験 受験資格はあるのか?
司法書士試験の内容は?
受験資格を紹介する前に、司法書士試験の概要をざっくり紹介します。
司法書士試験は大きく分けて2つの試験から成り立っています。
7月第1日曜日に行われている筆記試験と、筆記試験合格者を対象とした口述試験があります。
口述試験はほぼ全員受かるので、筆記試験がヤマ場となります。
試験は、1日で行われ、午前は9時30分~11時30分、午後は13時~16時までで1日で終わるのが特徴。
この1日のために受験生の皆さんは合格に向けて勉強しています。
この試験の特徴として、午前が実体法、午後が手続法と記述式試験が出ます。
記述式試験とは、実際に不動産登記、商業登記の申請書を記載させる内容で、事件に即して事件を組み立てて行う試験です。
司法書士試験の試験科目は?
司法書士試験の科目は、午前が実体法、午後が手続法が出題されます。
出題される科目は
午前中に出題される科目は
- 憲法
- 民法
- 刑法
- 会社法(商法)
午後に出題される科目は
- 民事訴訟法・民事執行法・民事保全法
- 司法書士法
- 供託法
- 不動産登記法
- 商業登記法
と多岐に渡ります。
しかし、民法と不動産登記法、民事訴訟法関連と供託法は関連が強く、会社法と商業登記法も関連が強いため、いかに効率よく勉強していくかが鍵になります。
細かいところまでやればきりがないので、過去問を中心にやっていくのが合格への条件となります。
司法書士試験の受験資格に制限があるのか?
2019年の司法書士の願書を見てみると、年令、性別、学歴等に関係なく、誰でも受験することができます。
なので、私が受験生時代、大学生も多く受験していました。
2019年の場合、合格最低年齢が20歳で、平均年齢が40歳くらいです。
意外とサラリーマン経験者が受験している場合も多く見かけます。
私が受験生のときは、司法書士事務所の補助者として働いていました。
この試験の合格者は様々な職歴の方がいるので面白いです。
まとめ
特に制限なく受けられるのが司法書士試験の魅力。
難関試験といわれていますが、仕事のやりがいは大きいのでチャレンジするのはありです。
今回は
『司法書士試験 受験資格はあるのか?[司法書士実務日記]』
に関する内容でした。