司法書士試験 2019年の出願者数はどのくらい?
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
2019年の司法書士試験は、7月7日に行われます。
先日、法務省から、2019年の司法書士試験の出願者数が発表されました。
果たして出願者数はどうだったのか?
司法書士試験 2019年の出願者数は?
私が思っていた司法書士試験の出願者数予想と異なる
私の予想。
2019年は、民法改正が影響しない最後の年と、2020年から受験会場が減少する影響から、駆け込み受験者が増えるだろうと思っていました。
しかし、法務省から、2019年の司法書士試験の出願者数のデータを見たら愕然。
2019年の出願者数は857名減少し、16,811名。
駆け込み受験者はそんなに多くなく、むしろ司法書士を目指そうとする受験者が減少していることを物語っています。
やはり、世の中が安定志向で、資格を取得してまでリスクを負いたくないというのが如実に現れているといえます。
2020年以降の司法書士受験者はどうなるか?
今年は多少増えるかと思っていた司法書士試験の出願者ですが、この状況が続くと2020年はさらに出願者は減ると思われます。
民法の債権分野と相続分野の改正問題が本格化し、民事執行法の改正、その他の法律も改正になるので、受験生にとってはかなりの負担になります。
さらに受験会場の減少も影響するため、来年度以降どうなるのか心配です。
日本司法書士会連合会も対策を講じているようですが、今後のことが心配になります。
司法書士受験生は逆にチャンスかも!
出願者が減少することで、合格率が一定している司法書士試験の場合、合格者が減ってしまうという懸念もあります。
しかし、ここ最近の合格率を見てみると、若干ではあるが合格率はあがっているとのこと。
むしろ、2019年は頑張った受験生はそれなりに良い結果が出るのではないかと思っています。
ただ、2019年の試験に受からないと、民法改正等の影響をうけるため、受験生活を諦める方もいるでしょう。
そうなると、2020年はある意味、合格できる可能性がより高まるかもしれません。
あくまで私の推測ですが・・・
司法書士受験予備校は戦国時代に!
司法書士受験予備校は、司法書士受験生の減少で、ますます受験生のパイの奪い合いが本格化するでしょう。
一昔前と比べ受験者数が1万人近く減っているため、これから大変な時代になるかもしれません。
受験予備校内で講師のリストラや、司法書士試験の分野から撤退するところも出てくるかもしれません。
私はここ数年で間違いなく司法書士試験の受験予備校は減ってくると読んでいます。
まとめ
とにかく2019年司法書士試験の出願者数が出ました。
2019年の合格を目指している方は、7月7日の試験に向けて頑張ってください。
このブログをお読みになっている方の合格を心からお祈りいたします。
今回は
『司法書士試験 2019年の出願者数はどのくらい?』
に関する内容でした。
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参考書籍
アウトプットは司法書士試験でも大事!この本が参考になります。