東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
2019年は一部の内容を除き相続法の改正があります。
大きな書店に行くと、相続法改正に関する書籍が並んでいます。
私が知っている限りの相続法改正に関する書籍を紹介していきます。
相続法改正の内容とは?
今回の相続法改正では、一度に改正されるわけではなく、3段階に分かれて改正されます。
- 自筆証書遺言の方式を緩和する方策 2019年1月13日
- 原則的な施行期日 2019年7月1日
- 配偶者居住権及び配偶者短期居住権の新設等 2020年4月1日
重要な相続法改正は2019年7月に行われると思っていいでしょう。
なお、配偶者居住権及び配偶者短期居住権の新設等の改正と同じ日に債権法の改正もあります。
私が知っている相続法改正に関する書籍の紹介
「相続法改正のポイントと実務への影響」
相続法改正のポイントと実務への影響
山川 一陽 日本加除出版 2018-06-01
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こちらが相続法改正施行日前に発刊された本でかなり売れたようです。
私も相続法改正で最初に手にとった本です。
具体的事例に基づいて解説がされていて読みやすかった。
しかし、初版本はかなり誤植や訂正があルトの情報があり、途中から読まなくなりました。
初版本の訂正や補足は日本加除出版のホームページで紹介されています。
また、重版からは訂正箇所も修正されているとのこと。
個人的には相続法改正の全体像を掴むにはいい本だと感じました。
「Q & Aでマスターする相続法改正と司法書士実務 重要条文ポイント解説162問」
Q&Aでマスターする相続法改正と司法書士実務―重要条文ポイント解説162問― 東京司法書士会民法改正対策委員会 日本加除出版 2018-12-11
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東京司法書士会民法改正対策委員会が書いた本。
司法書士の実務を見つめながら書いてあるので、私には重宝する本。
自筆証書遺言や遺産分割、遺留分などは司法書士の実務でも問題になるところなので、Q&A方式でわかりやすく解説しているのはありがたいです。
詳解相続法
詳解 相続法
潮見 佳男 弘文堂 2018-12-17
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上記2つは、相続法の改正部分を詳細に解説してあります。
しかし、相続法全体を俯瞰する本で改正法の内容まで含まれている学者本はこの本が初めてだと思います。
書店で見ましたが、それなりに厚い本でした。
ただ、体系的に相続法を学べるので、読む価値はあるといえるでしょう。
サラッと読みましたが内容はわかりやすい。
実務家の私も購入して読んでいく予定です。
まとめ
今回紹介した本は実務家が読む内容の本になりました。
書店に行けば様々な相続法改正の本がでているので、自分にあった本を読むといいでしょう。
私もこれらの本を読んで改正相続法対策をしていきます。
今回は
『2019年は相続法改正が!相続法改正に関する専門書も色々発売!』
に関する内容でした。
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相続法改正について概要はこちらも御覧ください。