東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
司法書士や行政書士の仕事で使う書籍ってどのくらいの値段がするのですか?
知り合いの方からよく聞かれることです。
「専門書」というくらいのものだから相当高いものだろうと思う方もいるでしょう。
果たして業務に使う専門書はいくらくらいするのか、あなたも想像してみてください。
専門書はやっぱり高い?一冊いくらくらいするのか・・・
仕事で使う専門書の種類は?
まず、書籍の種類として「単行本」があります。
こちらは、ビジネス書と同じです。
当然本が売れると重版になります。
そもそも専門書自体初版の数が少ないですし、ビジネス書みたいに需要もあまりないので、重版が出るときは相当売れているといっていいでしょう。
たまに、判例や先例で新しいものが出たり、初版本に誤字脱字が多いと、後日補訂版で出版される書籍もあります。
あと、改正法がでると、たちまち新刊ラッシュになるのが専門書の単行本の特徴です。
なので、昨今では民法の債権法や相続法の単行本の書籍が出版ラッシュになっています。
どれも似たり寄ったりの内容ですが・・・
あと、司法書士や行政書士事務所に「加除式」と呼ばれる書籍があります。
これは書籍の内容が少しでも変わったときに該当のページだけを抜き取りあたしいないように差し替える形式です。
わざわざ新しい本を買う必要がないので一見経済的に見えます。
しかし、差し替えるのが面倒なのと、意外とメンテナンス料がかかるので専門書と同じ位の値段がかかってしまいます。
また「加除式」は「単行本」と違い持ち運びできないのも難点です。
どちらがいいかは先生方の好みによります。
私は「単行本」形式のほうが好きで、事務所にも加除式書籍はありますが、現在メンテナンスを止めています。
専門書の値段はいくらが多いか?
単行本形式で販売される専門書の値段は正直ピンきりあります。
一般の方にも読んでもらいたいのであればビジネス書と同じ2,000円くらいのものあります。
しかし、ターゲットが士業専門家になると、読む人が限られてしまうため値段も高め。
特にページ数が多い本は10,000円とかしてしまいます。
平均的には単行本形式のものは1冊3,000~4,000円位が多いです。
一般のピジネス書2~3冊くらいの値段が専門書1冊の値段と思っていいでしょう。
なので、1冊専門書を買うと結構いい値段がします。
これが私達が飯のタネにするものなので多少の出費は致し方ないですが・・・
なお、専門家の方々は出版社からくるDMで少しでも安く購入する方もいます。
あとは、裁判所内にある書店で1割引で購入される方もいます。
六法はいくらくらいするのか
六法も値段はピンきりあります。
ハンディタイプ(持ち運びできる)ものもあれば事務所においておく本など用途も様々です。
コンパクト六法であれば2,000円程度、判例付きコンパクト六法だったら3,000円程度、事務所に置く六法であれば6,000円位が相場です。
まとめ
司法書士や行政書士が読む専門書が一般のビジネス書と比べたら高いことをご理解いただけましたでしょうか。
今回は
『司法書士・行政書士のひとりごと 専門書はやっぱり高い?一冊いくらくらいするのか・・・』
に関する内容でした。
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先日東京司法書士会で講師をしてきました。そのことをブログで書きましたので御覧ください。
参考書籍
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