司法書士試験と行政書士試験 何が違うのか?合格率と試験科目から・・・

東京都江戸川区葛西駅前 会社設立などの企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。

はじめに

「司法書士と行政書士何が違うのか?」

そもそも管轄するお役所が違うこともさることながら、試験の中身、合格率も異なります。

多くの方から聞かれます。

今回は試験内容から合格率等について書いていきます。

司法書士試験と行政書士試験 何が違うのか?

試験科目の違いは何か?

どちらも法律職といわれる資格ですが、まずは管轄するお役所が違います。

司法書士試験は法務省、行政書士試験は総務省が管轄します。

試験内容で、司法書士試験と行政書士試験で共通している科目は以下の科目です。

  • 憲法
  • 民法
  • 会社法(商法)

あとは司法書士業務、行政書士業務の絡みで試験科目が異なります。

司法書士試験で出題される科目と出題数は?

司法書士試験は登記と裁判業務があるので、不動産登記法、商業登記法、民事訴訟法のほか、登記申請書を作成する記述式試験があります。

司法書士試験は午前中が9時30分から11時30分、午後1時から4時までで、1日かけて行われます。

午前が五肢択一式で35問(1問3点で105点満点)、午後が五肢択一式で35問(1問3点で105点満点)、記述式が不動産登記・商業登記で各35点満点で合計70点満点となります。

行政書士試験で出題される科目と出題数は?

一方行政書士試験は、行政官庁に書類を提出するので、行政法が出題のメインとなります。

民法や行政法など行政書士の業務に関し必要な法令等科目は五肢択一式が40問(1問4点)、多岐択一式が3問(合計24点)、記述式が3問(60点(出題されます。(合計46問で244点満点)

あと、行政書士の業務に関連する一般知識等科目が五肢択一式で出題されます。(14問出題で1問4点 合計16点)

司法書士試験は私が合格した平成16年のときと科目数等は変わっていません。

しかし、行政書士試験は自分が合格した平成16年(合格発表は平成17年)と科目が異なります。

以前は一般教養科目で国語や社会、理科や数学など出題されていました。

司法書士試験・行政書士試験の合格率について

司法書士試験の場合、7月の第1日曜日に試験が行われます。

午前・午後と試験があり、午前中が五肢択一式試験、午後は五肢択一式試験と記述式試験がいっぺんに行われます。

午前と午後の五肢択一式試験で基準点に達しないと記述式試験の採点はされません。

そして、記述式試験で基準点に達しており、五肢択一式試験の合計点の高い人から合格していくシステムです。

司法書士試験の対受験者からみた合格率は約4%です。

ちなみに平成30年の試験結果は、午前択一式試験の基準点が78点(26問正解)、午後択一式の基準点が72点(24問正解)に達することがまずは第1段階。

令和元年度の場合は、午前択一式試験の基準点が75点(25問正解)、午後択一式の基準点が66点(22問正解)に達することがまずは第1段階。

そして、第2段階で記述式が平成30年度が70点中37点、令和元年度は70点中32.5点に達していることが条件。

それらの基準を突破して上位から合格者を出していきます。合格最低点は平成30年度が212.5点(280点中)です。

令和元年度は197.0点(280点中)です。

一方、行政書士試験は11月第2日曜日行われます。

時間は午後1時から4時までの3時間。

行政書士試験の場合、以下の基準を満たしていれば合格です。

  • 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が122点以上
  • 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が24点以上
  • 試験全体の得点が180点以上

一定の基準点に達すれば合格なので、年度によって合格率はバラバラになります。

司法書士試験の場合、択一式・記述式すべての基準点を突破して上位から受験者の4%で合格できるのとことなります。

令和元年度は、約16,800名の出願があり、約13,600名が受験し、601名が合格しています。

行政書士試験の場合は、合格率が大体10~15%くらいで推移しています。

ちなみに平成29年度の行政書士試験の合格率は約16%、平成30年度が12.7%、令和元年度が11.5%です。

令和元年度の場合、行政書士試験の受験者数は約39,800名で、合格者数は4,571名です。

なお司法書士試験は筆記試験に合格したら口述試験がありますが、あの試験は人物確認だけで筆記試験合格で口述試験会場に行けば合格です。
行政書士試験は口述試験はありません。

まとめ

試験科目とか細かいところまでは触れていませんが、司法書士試験は実務的内容が多く聞かれ、行政書士試験は実務と直結しない問題も聞かれます。

合格率も受験者数の数%で切るのか、合格点できるのかでも違いが出ます。

似ている資格でも、試験科目から合格率まで大きく異なります。

今回は
『司法書士試験と行政書士試験 何が違うのか?合格率と試験科目から・・・』
に関する内容でした。

動画でも解説しましたので、ぜひご覧ください!

あわせて読みたい

2019年の司法書士試験について、相続法の改正はどこまで出題範囲になるか私の見解を書きました。
おそらく行政書士試験も同じでしょう。こちらのブログも御覧ください。

参考書籍

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司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

鉄道(乗り鉄・撮り鉄両方)と麻婆豆腐・担々麺をこよなく愛する司法書士・行政書士です。
ひとり会社設立、副業・複業、小さな会社の企業法務の分野を得意としています。
1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。

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