令和2年度の司法書士試験の合格発表 合格率上がっている?
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
令和2年度の司法書士試験が全て終わりました。
先日、最終合格者の発表がありました。
そこで今回のブログは、令和2年度の司法書士試験を振り返っていきます。
令和2年度の司法書士試験の合格発表 合格率上がっている?
出願者数・受験者数が10年前と比べて大幅減
平成20年初頭は、出願者数ベースで3万人強。
合格者数も1,000名いくのではないかとも言われていました。
しかし、昨今、好景気だったためか安定志向になったためか分かりませんが司法書士受験生は減りました。
令和2年度の司法書士試験の出願者数は14,431名と15,000人を割り込みました。
ピーク時と比べると半分以下にまで落ち込みました。
そして、実際に受験された人数は11,494名となっています。
今年は新型コロナウイルス感染症や、受験会場が減ったことも大きな要因と言えるでしょう。
ただ、この減り方は異様な気がして、日本司法書士会連合会も考えていかないといけない時代になった気がします。
司法書士試験の合格率 以前より受かりやすくなっている
今まで、司法書士試験は合格率が3%と司法試験より合格率ベースで見ると難しいといわれてきました。
令和2年度の司法書士試験の合格者数は595名と600名を下回りました。
合格率は、対出願者数で見ると約4.1%、対受験者数で見ると約5.1%。
自分が受験生だった平成11年から16年だったときと比べると若干ではありますが、受かりやすくなっています。
司法書士試験 受かりやすくなっているからこそ基礎を大事に!
令和3年度もしくはそれ以降に司法書士試験合格を目指す方に。
現状受かりやすくなっているので、まずは基礎を大事にしていくことをおすすめします。
足切り点もここ最近は7割くらいです。
ちなみに令和2年度の場合は以下のとおりです
- 午前択一式 105点中75点(25問正解/35問)
- 午後択一式 105点中72点(24問正解/35問)
- 午後記述式 70点中32.0点
- 総合合格点 205.5点(280点満点)
以上を見ると、択一式で8割取れる実力をしっかりつけること、記述式では満点を目指すのではなく落ちない答案を目指し7割確保すれば受かる試験なのです。
重箱の隅をつつくような勉強ではなく、全体を俯瞰し、過去問・条文の丹念な読み込みが合格への近道ではないでしょうか。
まとめ
基礎をしっかりして8割確保すること、それが試験合格への近道です。
それにしても司法書士試験の資格予備校はどんどんなくなっていきそうな気がしています。
今回は
『令和2年度の司法書士試験の合格発表 合格率上がっている?』
に関する内容でした。
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