行政書士試験 どのような科目が出るのか?合格への戦略を考える

東京都江戸川区葛西駅前 会社設立などの企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。

はじめに

「司法書士と行政書士何が違うのか?」

多くの方から聞かれます。

このブログでは司法書士試験の科目のことはよく書いています。

しかし、行政書士試験の科目についてはあまり触れていません。
というのも自分が受験した平成16年と現在の試験科目が異なるから。

そこで、行政書士試験に興味がある方に、どのように試験を突破すればいいのか、現在の科目に合わせて紹介していきます。
自分ならこのように戦略を立てるということも書きます。

行政書士試験 どのような科目が出るのか?

まずは行政書士試験の試験科目を把握する

行政書士試験の試験科目は大きく分けて2つに分かれます。

  • 行政書士の業務に関し必要な法令等科目
  • 行政書士の業務に関連する一般知識等科目

一番の肝になる「行政書士の業務に関し必要な法令等科目」について、どのようなものが出るかというと

  • 憲法
  • 民法
  • 行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法を中心とする)
  • 商法(会社法)
  • 基礎法学

が対象です。

一方、「行政書士の業務に関連する一般知識等科目」で出題される範囲は

  • 政治・経済・社会
  • 情報通信・個人情報保護
  • 文章理解

です。
なんだか公務員試験の一般教養の要素が強いですが・・・

以前は数学や理科なども出題されていましたが、流石に行政書士業務と一切関係ないので現在は出題されていません。

合格できるためのイメージ、戦略を立てる

行政書士試験の合格できる点数は以下のとおりです。

  • 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が122点以上
  • 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が24点以上
  • 試験全体の得点が180点以上

合格点数や足切りの点数は変わらないため、年度によって合格率が変わります。

裏を返せば上記の点数を取れば合格できるので、それを踏まえて合格するための作戦を立てる必要があります。

いちばん大事なのは、バランスよく点数を稼いで合格すること
法令科目が得意でも一般知識問題でとれなければ試験には受かりません。

私が現行の行政書士試験を受験する立場だったら、司法書士試験と同じ科目の憲法、民法と会社法で点数を稼いで、行政法と基礎法学で7割程度、一般教養で足切りギリギリの5~6割の点数を取って合格することをイメージします。

しかし、司法書士試験を受験せず、行政書士試験単発の合格を目指す方は、まずは民法と行政法でしっかり点数を稼いで下さい。

あと、憲法や基礎法学も比較的点数が取れやすい科目なので、対策を怠らないほうがいいでしょう。

一方会社法は範囲が広くどこから出題されるかわからないため、過去問の範囲をきっちりやっておけばいいでしょう。

なので、民法や行政法で8割程度得点できて、その他の法令科目で半分以上点数をできれば7割にもっていくことは可能です。
会社法は最悪5割でも致し方ありません。

一般知識については半分できれば足切りは免れますが、総合得点で合格できなくなるので、6割はほしいところ。

総合得点で180点あれば受かるのですから、完璧を目指さず、点数の上乗せと、民法・行政法を得意科目にしていくことが行政書士試験の近道といえます。

私が司法書士試験のことを考慮せず、行政書士試験単発で考えるのであれば、記述式等も考慮に入れて以上のような作戦を立て、過去問等で対策をします。

受験予備校を使うか?

全く初めて行政書士試験を勉強する方は、受験予備校のカリキュラムに沿って勉強するといいでしょう。

しかし、司法書士試験と異なり、独学でも合格しやすいのが行政書士試験。

なので、苦手分野の克服や答案練習会のみ受験予備校を使うのはありだといえます。

自分の時間と予算を考慮し受験予備校を使うか考えるといいでしょう。

ただ、司法書士試験もそうですが、行政書士試験も受験者数が減少しており、どこの予備校も受験生を獲得したいと必死です。
なので、今年の問題が難しいからといってすぐに予備校に飛び込むことはせず、きちんと過去問を解けるかどうか、まずは判断して下さい。
基準点取れれば受かる試験なので・・・

まとめ

行政書士試験は科目数や一般知識問題があり、対策も立てづらい傾向があります。

ただ、満点は目指さなくてもいいので、自分の特性に合わせて作戦を立てれば受かる試験です、

やりがいはある試験だと私は思います。

今回は
『行政書士試験 どのような科目が出るのか?合格への戦略を考える』
に関する内容でした。

あわせて読みたい

行政書士試験と司法書士試験の比較を書きましたのでぜひご覧ください。

参考書籍

行政書士に合格して実務につく前に読んでおくといい本を紹介します。

開業準備実践講座〔第2版〕: 行政書士合格者のための (実務直結シリーズ・プレBook)

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この記事を書いた人

司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
会社設立・企業法務・相続を得意としています。
趣味は鉄道(撮り鉄・乗り鉄両方です)・ランニングです。
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。

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