今回紹介する本は
『私の体を鞭打つ言葉』
(原田まりる著 サンマーク出版)
私の体を鞭打つ言葉 | ||||
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哲学を分かりやすく噛み砕いた本
最初この本のタイトルを見た時
「何の本なんだろう?」
と思い、恐る恐る読んでみた。
実際、読んでみると、著者の赤裸々な生活を暴露。
その上で哲学を結びつけている画期的な本。
哲学というと、堅苦しい、読みづらいとかというイメージがあるが、
この本はそのようなことを一蹴している。
自分の生活と哲学をうまく架け橋している。
これは著者にしかできないことであろう。
哲学を身近に感じさせる本だ。
哲学と私生活って結びつくの?
さて、内容だが、著者の今までの生活と哲学をうまく結びつけている、良書である。
哲学の超入門書と言っていいだろう。
哲学と私生活、こんな結び付けられるだろうか?
最初のうちは読んでいて疑問に思った。
でも、読んでいくと不思議なくらいに引き込まれていく。
あれ、哲学って自分の生活の中に馴染んでいるんだということを実感。
さらに、自分の人生っていうのは哲学に基づいてあるんだということを読んで感じた。
私は哲学に詳しいわけでもないし、今まで哲学についての本を読んだのは皆無である。
でも、この本は哲学のことを知らない私が読んでもすんなり読める。
なので、哲学について最初に学びたいというのであればオススメできる。
最初からドラッカーの本は読みづらいが、「もしドラ」を読んでから改めて読むと少しドラッカーについてわかるのと同じような感覚で読むといいだろう。
所詮は全て自分
今回の印象に残っているフレーズ
自分を信頼する勇気こそが人生を変える
他人になんといわれようと、所詮自分の人生を決めるのはあくまでも自分
ありのままの自分でいることが、これから生きていく上で大事。
そのためにも自分がどうやって生きていくのか、ブレない軸づくりを築きあげることが大事!
そのためにも自分なりの哲学を持つことが重要になってくる。
哲学と言っても難しくなく、自分なりに噛み砕いて分かりやすく説明してあるからすんなり入れるだろう。
まとめ
哲学という堅い学問を身近(私生活)に置き換えて解説してあるのは、共感が持てる。
本当にそんなことを赤裸々に書いていいの?
そう感じながら読んだ。
当然この一冊だけでは哲学の真髄を極めるのは難しい。
ただ、あくまでも超入門書として読むには面白いだろう。
哲学をこれから本格的に学びたいという方にはオススメである。
私の体を鞭打つ言葉 | ||||
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