東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
目次
はじめに
司法書士試験の出願者数、一時期3万人まで行っていたのに、現在は2万人を下回っている状況。
税理士試験も受験申込者数(科目別受験者数合計)は、平成24年の94,918人いたのが、平成30年は58,400人とかなり減っています。
国家資格を取得しても独立して食べていけない、そういう考えの方も多いのが現況かもしれません。
国家資格試験受験者数の減少 何が影響しているのか?
国家資格試験受難の時代へ・・・時代の流れの影響か?
昨今大学卒業の就職率が軒並み良くなっていて、青田買い状況になっているとの話を聞きます。
就職しやすい環境のときは、あまり資格をとって独立しようと思う方は少ないのでしょう。
一方、企業にはいっても給料は上がらず、むしろ自分のキャリアップをしていかないと生きていけない時代に突入。
副業をする方も増えていますが、国家資格を取得してそれを活用していこうと思っている方はあまりいないようです。
数年前までは、就職活動せず国家資格を目指している人や、働きながら独立できる国家資格合格を目指している方がいましたが、今は少なくなっているようです。
各資格団体は危機感を持っているようですが・・・
2018年の日本司法書士会連合会で、司法書士試験の受験者数の減少をどう思っているのか執行部に質問をした方がいるようです。
執行部は危機感を持ってはいますが、具体的な解決方法までは持っていないようです。
おそらくどの資格者団体も同じだと思います。
自分たちの資格の受験者数が減るということは、将来自分たちの国家資格がなくなるという危機感が出てくると思います。
特にただでさえ司法書士ってどんなことをしているのか分からない資格なので、もっと積極的にアピールしていかないと、取り残されてしまう気がするのです。
私も、将来の司法書士の資格に関して危機感を抱いています。
AIが国家資格の流れを変えていく?
ある雑誌で、AIが国家資格の仕事をなくしていくということが特集されていました。
しかし、これは手続に関する部分がAIに取って代わるだけで、仕事の受注についてはやはり人間とのコミュニケーションが重要になるでしょう。
つまり、国家資格そのものがなくなるのではなく、資格の活かし方そのものを考え直す時代に来ていると私は思っています。
一つの資格に固執するのではなく、複合的に積み重ねていくこと、より研鑽していくことがこれから生き残る上で大事ではないでしょうか。
先程、司法書士そのものの危機感を持っていると書きましたが、私は工夫次第で司法書士も生き残れる方法はあると思っています。
まとめ
なんかとりとめのない内容になりました。
どの国家資格も受験者数が減っていて大変でしょう。
そこは見方を変えて、どうすれば生き残れるかもっと考え直す必要があるかもしれません。
人生100年時代の資格での生き方、私ももっと考えたいと思います。
今回は
『どの国家資格試験も出願者数が減っている・・・時代の流れなのだろうか?』
に関する内容でした。
あわせて読みたい
おそらく資格試験予備校は国家資格試験の受験者数減少で頭を痛めていると思います。
司法書士試験に特化していますが、こちらの問題をブログで書きましたのであわせて御覧ください。
参考書籍
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
リンダ グラットン,アンドリュー スコット 東洋経済新報社 2016-10-21
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