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司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
目次
はじめに
司法書士試験、今年7月の本番に向けて勉強している方もいれば、来年の司法書士試験に向けてこれから勉強を始めようとしている方もいるでしょう。
そこで、今回は司法書士試験の過去問集のことを書きます。
時期によって使い分けることが大事です。
司法書士試験 過去問は何を使えばいいですか?
司法書士試験を始めたばかりの方
予備校に通っているのであれば、予備校の講師の指示にしたがって復習の際に過去問集を解けばいいでしょう。
授業の復習のときに過去問集を使うことでアウトプットの訓練にもなります。
予備校に通っていなければ、先に勉強する分野の過去問集をざっと解き、それからテキストを読み込むことで、どの分野が出やすいかが理解できるでしょう。
勉強し始めた段階で、別に正解したか否かは気にする必要がありません。
むしろ何度も解くことで、司法書士試験の難易度、特徴を見極めることとが大事です。
何度も解いていくと答えが分かってしまいますが、色々な科目の知識を得ることで、過去問の見方が変わってきます。
あと、解説も書いていますが、自分の使っているテキストでどう書かれているかを見ることが重要で、過去問の解説は参考程度にとどめておくことも重要です。
もし、テキストで不十分な部分があれば、過去問の解説をテキストに書き込んでおけばいいでしょう。
過去問集は色々な出版社からでていますが、どこのものを使ってもいいでしょう。
司法書士 パーフェクト過去問題集 (1) 択一式 民法(総則・債権) 2018年度 (司法書士スタンダードシステム)
Wセミナー/司法書士講座 早稲田経営出版 2017-09-21
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2018年版 司法書士試験 合格ゾーン 択一式過去問題集 民法 上
東京リーガルマインド LEC総合研究所 司法書士試験部 東京リーガルマインド 2017-09-13
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司法書士 山本浩司のautoma system オートマ過去問 (1) 民法(1) 2018年度 (W(WASEDA)セミナー 司法書士)
山本 浩司 早稲田経営出版 2017-10-25
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直前期に使う過去問集は?
この時期からは、全科目を回すことが大事。となると分野別で回すよりも、年度別で直前期は回すべきです。
私がやった方法ですが、その年度の自分の実力だったらどう選択肢を絞り解いていくかを意識しました。
いつの年度でも知らないことが出てきたときに試験会場でどう答えに行き着くか戦略を立てることが重要だからです。
本試験では受験生が知っていることで得点できるのは当然として、知らない問題が出たときに、自分の知識を総動員して解くことも重要。
あと、全ての選択肢を見て答えると時間が足りません。
どこで脚を切るのか、自分なりの解き方をこの時期は意識しましょう。
これを年度別過去問集でやるべきです。
分野別過去問集は知識の補充のために、年度別過去問集は時間配分や自分の解き方のためにと使い分けたほうがいいでしょう。
司法書士 竹下流 過去問攻略 分析&演習 (1) (午前の部) 2018年度 (W(WASEDA)セミナー 司法書士)
竹下 貴浩 早稲田経営出版 2017-10-07
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司法書士 竹下流 過去問攻略 分析&演習 (2) (午後の部) 2018年度 (W(WASEDA)セミナー 司法書士)
竹下 貴浩 早稲田経営出版 2017-10-07
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スキマ時間での過去問の勉強方法は?
移動時間や仕事の休憩時間のスキマ時間に過去問を勉強したい、けれどテキストが重いので・・・というあなた!
過去問集を分野別に切り離して使うのもいいですが、一問一答集を使う手もあります。
あと、知識の総まとめのテキストも売っていますので、参考にするといいでしょう。
なお、私は、過去問集について、竹下先生であれば竹下先生著書のもの、山本先生であれば山本先生著書のものと、一人の著者に絞って使うべきだと考えています。
色々な講師のものを使い分けてしまうと、考え方が異なり、ストレスを感じて時間と費用の無駄遣いになってしまうからです。
今は様々な本が発刊されていますが、私は竹下先生の「直前チェック」を愛用していました。
司法書士一問一答 合格の肢1 2018年版: 民法I
竹下 貴浩 日本評論社 2017-10-18
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司法書士 直前チェック 必修論点総まとめ (1) 民法(1) (総則・債権) (旧:試験に出る論点総まとめ)
竹下 貴浩 早稲田経営出版 2017-10-12
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司法書士 山本浩司のautoma system 新・でるトコ一問一答+要点整理 (1) 民法 第2版 (W(WASEDA)セミナー 司法書士)
山本 浩司 早稲田経営出版 2017-10-11
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スマホで暗記 司法書士 民法I
海野 禎子 東京リーガルマインド 2017-09-30
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まとめ
過去問集については、時期によって使い分けることが大事であることを意識してください。
あと大事なものは条文。
条文は常に持ち歩き、参照条文がでたらこまめに条文を読み込むことを忘れないで下さい。
今回は
『司法書士試験 過去問は何を使えばいいですか?』
に関する内容でした。
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