2020年度の司法書士試験筆記試験の日程で影響を及ぼすことは?
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
やっと、2020年度の司法書士筆記試験の日程が公表されました。
実は私はこの試験日が延期されたところで、来年以降も何かしらの影響が出るのではないかと思っています。
あくまでも私見となりますが、どのような点に影響が出るのか、今回紹介します。
2020年度の司法書士試験筆記試験の日程で影響を及ぼすことは?
行政書士試験との併願は可能か?
毎年司法書士筆記試験は7月第1日曜日に行われ、行政書士試験は11月の初旬に行われます。
試験までの間が4ヶ月あるので、要領よくやれば、行政書士とのダブルライセンスも可能でした。
しかし、今年は司法書士試験が延期となったため、行政書士試験との間が1ヶ月弱しかなく、併願は厳しいかもしれません。
司法書士試験で要領よくやれている方は、行政書士試験1ヶ月でも受かっている方はいるのでチャレンジすることは可能ですが…
他の資格試験とも、日程などの兼ね合いで意外と難しいかもしれません。
合格発表から来年の簡裁訴訟代理等能力認定考査までどうなるか
今年度の司法書士試験の口述試験は来年1月に行われると公表されています。
択一式試験の基準点公表はだいたい筆記試験終了後の1ヶ月くらいを目処に行われるので、おそらく11月頃になると思います。
そして、筆記試験の合格発表は12月年末ないし1月初旬頃になりそうです。
最終合格発表は2月頃となり、すぐに新人研修が開始されることになります。
簡裁訴訟代理等能力認定考査のための特別研修も毎年2月に行われていますが、これも延期になるでしょう。
かなりタイトな新人研修のスケジュールにならざるを得ず、来年の簡裁訴訟代理等能力認定考査は6月ではなくずれ込む可能性がありそうな気がします。
令和3年度の司法書士筆記試験の日程も延期されるかも?
来年はオリンピックも開催されるため、ホテルの確保とかも難しくなりそうな気がします。
今年の日程が延期となっていますが、全て先延ばしになっている以上、来年の司法書士の筆記試験の日程にも影響が出るかもしれません。
毎年7月第一日曜日に行われるのが、来年は変わるかもしれません。
特に今年の試験で手応えがない場合、もし、来年例年通りの開催となるろ、来年に向けての勉強は、試験開始後くらいから始めないと時間が足りない可能性が十分考えられます。
個人的には、来年の司法書士試験の日程も変わるのではないかと思っています。
司法書士資格試験予備校も腕の見せ所
司法書士筆記試験が延期になったため、試験日までどうするか、資格試験予備校の腕の見せ所のような気がします。
ただでさえ司法書士試験受験者数が減少傾向にある中で、予備校としてどう生き残るのか手腕が問われそうな気がします。
受験生のことを考えている予備校とそうでない予備校で、対応の差がでてしまい、受験生の信頼も出てしまいそうです。
今回の司法書士筆記試験延期が資格試験予備校を淘汰する要因になるかもしれません。
まとめ
令和2年度の司法書士筆記試験の延期は来年以降にも影響が出るのではないか、もしかしたらここ数年は影響が出る可能性が高いと思っています。
場合によっては受験者数にも影響が出るかもしれません。
今回は
『2020年度の司法書士試験筆記試験の日程で影響を及ぼすことは?』
に関する内容でした。
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