ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
先日、AI化が進むことで司法書士や行政書士業務として今後どうしていくのかをブログで書きました。
AIに負けない!これからの時代司法書士・行政書士としてどう生きていくか?
先日、ウエブ心理塾セミナーで「AI、VR」に関するセミナーを受講してきました。
今回は、受講の感想と合わせ、再度士業としてどうすればいいのかを私なりにまとめてみました。
AI化で本当に司法書士・行政書士の仕事はなくなるのか?AI化は士業にチャンス?
改めて「週刊エコノミスト」を読み直してきた
「週刊エコノミスト」を読んで、士業で登場してくる先生方は、従業員を多数抱えている事務所であることが分かりました。
自分のところの事務所経営を維持するためにAI化で新しいことを考えないと大変なことになるのが分かる気がします。
一方で、とあるSNSで今回の特集の内容が薄いという士業の投稿もみました。
私も再度「週刊エコノミスト」読み直してみました。
現状と将来の政府のオンライン化の話で今後はどんどん手続が簡素化されるということが中心で、大体内容も知っていることでした。
結局はAI化だけを煽っているだけで根本的に何をすればいいかまでは結論として書いていないところが残念でした。
「AI×VR」に関するセミナーを受けてきた
先日、樺沢紫苑先生主宰のウエブ心理塾セミナーに行ってきました。
テーマがAI(人工知能)とVR(仮想現実)に関するもの。
講師は樺沢紫苑先生と雑賀美明先生
▼樺沢紫苑先生
▼雑賀美明先生
ちょうどAIに関する雑誌が多く出る中でホットな話題でした。
私も士業のAI化に関する雑誌をちょうどみていた関係上、興味ある内容でした。
そこで気づいた私の感想を書いていきます。
- AIが進化するに連れ大企業の時代ではなく、中小企業が輝ける時代が到来すること
- AIが進み時間の過ごし方がより大事になっていくこと
- AIが進むからといって仕事がなくなることはない、むしろ新しい仕事が登場するかもしれないということ
仕事が奪われても新しい分野を開拓出来るかで決まる
士業の業界で書いていくと、AIの進化で大きい事務所はなくなり、小回りのきく事務所が残るような気がします。
一時期、士業事務所は巨大化、拡大化するべきだといわれていました。正直現にそのように言っていたコンサルタント会社もありました。
しかし、AI化が進むと司法書士の登記手続き等ほとんどオンライン化・自動化が進み、大きい事務所だと立ち行かなくなるリスクが出てきそうです。
先日のセミナーの話を総合して、AIが進めば、より私はひとりでも仕事はやりやすくなり、時間をより有効に使えると感じました。
先程紹介した、週刊エコノミストでも、司法書士の先生のコメントとして「民事信託」を挙げていました。
「民事信託」は新しい分野ですが、最近一般の方でも「民事信託」は知られ始めています。
私も今後力を入れて行く分野です。
実はAIがどんどん進化する中で、司法書士・行政書士として新しい分野の業務が出てくる可能性がありそうな気がします。
その一つが、中小企業のサポート。
今までも中小企業支援業務は、様々な司法書士・行政書士が携わっていました。
しかし、これからの時代、AIに強くなることでより中小企業の支援がより重要になります。
中小企業がAIを導入したい場合、法律面で何が大事なのか、「仮想通貨」を使った会社設立や増資、その他事業承継など、今まで培ってきた司法書士業務とAIを掛け算することで新たな業務を生み出して来るかもしれないとセミナーを受けて感じました。
AIの進化で、司法書士業務に新しい分野が出来る、その可能性も秘めているのです。
昨日の講義を聞いて、不安な部分もありましたが、新しいことも出来るようになり、自己成長しやすい時代になるかもしれないと思いワクワクしてきました。
情報発信できるようにAIを勉強していくこと
これから、益々混沌とする世の中になり、さらにAI、VRも進化していくと思われます。
その時に自分は何が出来るのか、自分から積極的にAI、VRについて勉強していくことが大事かと講義を受けて感じました。
その上で、勉強したことをどんどん発信していく発信者になることが、AI化でも生き残れるということを改めて認識しました。
講師の雑賀美明先生の話を聞くと、これからの世の中怖い部分もあります。
しかし、きちんと情報を受け止め自分なりに咀嚼した方は生き残れるということを強く感じました。
AI化は本当にそこまで来ているということを改めて実感しました。
雑賀美明先生ありがとうございました。
▼講師の雑賀美明先生とのツーショット写真
ひとり事務所でどう経営を効率化していくか(2019.10.25追記)
私の事務所はひとり事務所。
共同事務所の形態ですが、人は雇っていません。
これからの時代、AIでできるものはどんどん任せて、自分は業務の特化に集中できそうな気がしているのです。
AIでできないところを人間がカバーしていく、ひとり事務所でもAIと共存していけばやっていけると思うのです。
現在何をビジネス軸としていくかは考えていますが、そのうち新しいビジネスモデルはできるだろうと思っています。
司法書士業務も8割はAIに取って代わると言われていますが、果たしてどうなるか、自分もAIの波にどう立ち向かうかは考える必要はありますね。
最近、日本司法書士会連合会から「AIと司法書士」と題した雑誌が届いて今読んでいます。
まとめ
結局は、司法書士がAI化によって仕事が奪われると情報を受け取るだけだとそのまま衰退してしまうのかと。
雑誌のいわれるがままという気がしています。
むしろ、AI化を歓迎して、自分から積極的にAIに立ち向かえる士業になれれば、楽しい世の中になるとも感じています。
とにかくAIに対してはまだまだ疎い私ですが、「仮想通貨」「フィンテックス」「AI」に関する情報・法律を勉強し、情報を発信していく所存です。
今回は
『AI化で本当に司法書士・行政書士の仕事はなくなるのか?AI化は士業にチャンス?』
に関する内容でした。
雑賀美明先生の書籍はこちらから
人工知能×仮想現実の衝撃 第4次産業革命からシンギュラリティまで
雑賀美明 マルジュ社 2017-04-20
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