【資格合格逆算メソッド】司法書士試験 過去問だけでは受からないは本当なのか?6回受験した経験から分かること

東京都江戸川区 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザーの司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。

はじめに

資格合格逆算メソッド」。

合格(=受験日)点を取るために、逆算して今何をすべきかを考えるメソッドです。

よく、司法書士試験で「過去問だけでは受からない」ということを耳にします。

果たして本当なのでしょうか?

司法書士試験6回受験を経験した私から書いていきます。

過去問はどの資格試験でも基本となるもの

そもそも国家資格試験での勉強で大事なのは「過去問」の勉強。

過去問を制するものは受験を制すると言って過言ではありません。

では過去問はなぜ勉強するのでしょうか?

それは過去問から資格試験の難易度を知るため、インプットした内容をアウトプットするためなど様々あります。

過去問を利用することで法的思考を磨くことができます。

あと、多くの資格試験で過去問のデータを元に本試験を作成しているため、過去問から似たような問題が出やすいです。

なので、過去問をしつこく勉強する必要があるのです。

資格試験の範囲は過去問以上でも過去問以下でもない

よく、資格試験で過去問だけでは足りないという方がいます。

しかし、そういう人に限って過去問を軽視して、資格試験の範囲を超えた勉強してしまいます。

そして、大事な基礎力がなくなり、試験に落ちてしまうのです。

大事なのは「過去問」を暗記することではなく、過去問からどのような問題が今後出るのかを研究すること。

過去問から逸脱する問題はせいぜい1~2問程度しか出題されません。

また、過去問から逸脱した問題がでてもほとんどの受験生は答えられず、合否に影響はありません。

となると、合格している人は「過去問」を大事にしているのです。

繰り返しコツコツ継続して「過去問」を研究している人が受かるのです。

なぜ司法書士試験1回目で合格できるのかを逆算的に考える

自分が4回目の受験が終わったあとに、1回か2回(いわゆる短期合格者)の人とお話をしたことがあります。

その時にテキストを見せていただきました。

テキストに合格に必要な情報がすべて盛り込まれていました。

合わせて過去問を丁寧にやっていたということもお話していました。

短期合格者ほど、予備校の基礎講座と過去問だけしか時間が取れず、それだけに集中して勉強して合格しているのです。

つまり、裏を返せば余計な勉強はしていないということになります。

よく長期受験生ほど、合格できないため多くの教材や講座を受講される方が多いです。

今まで使っていたテキストを使わず、新しい教材を使ってイチから勉強を始めているのです。

それって今までの受験勉強の時間を無駄に過ごしていることになります。

今までのテキストや過去問をもう一度丁寧に解き直し、今年の傾向を踏まえて再度解き直すことが一番効率的に合格できるのです。

あとは、各法律の根本的な基礎事項をもう一度確認した上で過去問の出題の制度趣旨を確認することも大事です。

まとめ

過去問だけでは受からないというのは嘘で、過去問をしっかり使いこなすことが合格への第一歩となります。

合格は過去問に隠されていると言っても過言ではありません。

過去問から「読解力」を身につけることも合わせて大事です。

今回は
『【資格合格逆算メソッド】司法書士試験 過去問だけでは受からないは本当なのか?6回受験した経験から分かること』
に関する内容でした。

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司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

鉄道(乗り鉄・撮り鉄両方)と麻婆豆腐・担々麺をこよなく愛する司法書士・行政書士です。
ひとり会社設立、副業・複業、小さな会社の企業法務の分野を得意としています。
1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。

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