東京都江戸川区 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
相続登記を司法書士に依頼したいのですが、費用はいくらになるのでしょうか?
自分で相続登記手続きできないので、司法書士に依頼するときに、費用はいくらになるのかという質問が結構きます。
当事務所では最近料金プランを作成しました。
そのあたりを踏まえて司法書士に相続登記を依頼したときいくらかかるのかを紹介していきます。。
戸籍謄本の収集 自分で行うか司法書士が代行するか
相続登記で必要となる書類の一つに「戸籍謄本」があります。
・被相続人の出生から死亡までの記載のある戸籍謄本、除籍謄本、改製原戸籍
・法定相続人全員の戸籍謄抄本
現在の戸籍謄本から取得して、法律改正で戸籍の様式が変わるため、改製原戸籍や除籍謄本等それなりの部数が必要です。
転籍をしていれば、かなりの通数になる人もいるので、何通になるかが分かりません。
さらに近くの役所であれば窓口申請で行えばいいですが、地方の場合、郵送で戸籍謄本を請求する必要もあり、通信費や戸籍の費用がどれだけになるかも分かりません。
あわせて、郵便で取得するときは定額小為替を利用することになり、小為替手数料が200円かかります。
なので、電話をはじめに受けた段階では、費用がどれだけかかるのかはわからないのです。
費用の目安については後半紹介します。
登録免許税がいくらになるかが分からない
相続登記を申請する場合、法務局に所定の登録免許税を納める必要があります。
その費用ですが、固定資産の評価額によって異なります。
登録免許税は固定資産の評価額の0.4%を乗じた額を法務局に支払って登記申請をします。
さらに、司法書士報酬は、不動産の固定資産の評価額で決めることが多いです。
いずれにしても電話の段階で、固定資産の評価額がわからないと正直費用はいくらかかるのかお答えできないのが現状です。
司法書士の中には、固定資産の評価額を問わず、報酬の額を決めている事務所もありますが、司法書士の報酬は事務所ごとに異なるので注意してください。
そのため、目安を後ほど後半で紹介します。
相続登記の難易度が分からない
電話のときに聞き取りをし、大まかな概要はお話するようにしています。
しかし、実際に受託してみると、様々な事情が出てきます。
戸籍を全部取得してみたら、再婚して、前婚のときに子供がでてきたとか、思いもよらぬ事態も想定されます。
すんなり話し合いがまとまり、遺産分割協議で不動産の承継者が決まればいいですが、なかなか話し合いのテーブルに付けない場合もあります。
その場合は、遺産分割協議の調停などの手続に進まざるを得ず、難易度が上がります。
難易度が上がると、司法書士報酬も時間も手間もかかるので高くなります。
電話だけの聞き取りだけで、費用がいくらかかるのかはっきり言えないのは難易度がどれだけなのかわからないという実情があります。
当事務所での相続登記の対応について
相続手続きについて不安のある方もいますので、当事務所の相続手続きの費用を紹介します。
なお、この費用には登録免許税や実費は含まれていませんのでご注意ください。
相続人調査プラン 27,500円(税込)~
法定相続情報一覧図の作成のために、相続人の調査をおこないます。なお戸籍謄本を収集できるのは5通までとし、それ以降は1通3,300円ずついただきます。
相続登記ライトプラン 66,000円(税込)~
こちらについては、戸籍謄本等や相続に必要な書類は揃っている方向けのサービスです。相続登記の申請がメインとなります。
相続登記フルサポートプラン 110,000円(税込)~
こちらは相続登記に必要な戸籍謄本の取得から遺産分割協議書の作成、相続登記の申請を行います。
詳しくは申込フォームをご活用ください。
まとめ(今回の気づき)
いきなりの電話で費用がどれだけかかるのかは正直お話できない
相続登記の費用は、登録免許税、戸籍収集費用の実費のほか、司法書士報酬がかかる
手間と時間がかかる相続登記の場合は、通常の費用よりも更にかかることがある
その不安を除くため、目安となる相続登記手続きの費用のご案内をさせていただきました。
電話やお問い合わせフォームで費用のことについてご連絡いただくときは上記のことに留意していただけるとありがたいです。
今回は
『相続登記の基本 報酬などの費用はいくらなの?登録免許税は?江戸川区船堀の司法書士が解説』
に関する内容でした。
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