相続の基礎 相続対策を自分ですべてできる自信はありますか?司法書士・行政書士が解説
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
ここ最近、相続に関する相談が増えています。
やはり、相続については一筋縄にはいかないところがあります。
すべての相続対策をあなた自身でできますか?
今回は自分の事例も交えて紹介します。
相続の基礎 相続対策を自分ですべてできる自信はありますか?
自分の相続体験談から
私の相続対応の体験は以下のとおりです。
自分の親よりも成年被後見人が先に亡くなりました。
その方には身寄りがいないので、自分がすべて亡くなった人の手続きをしなければいけませんでした。
はじめての経験だったので、正直何から手をつけていいのか分からず片っ端から役所などに電話。
死亡届や年金の手続き、金融機関への手続きなどやることが多くて大変でした。
この方は身寄りがいなかったので、その後の相続手続は相続財産管理人に移行しました。
おそらく、その後の財産分けなどで苦労するだろうと感じざるを得ませんでした。
相続手続をはじめ、その後の財産の承継のことなど、何か元気なときに対策でもしていただければよかったのにと後見業務をしながら感じました。
とくにお一人様相続の場合は元気なうちに遺言書を書くことの重要性をこの事案を通じて感じました。
相続対策 あなた自身で全部できますか?
「あなたの親や身内が突然亡くなった場合、スムーズに相続の手続きを踏める自信はありますか?」
私の事案でもそうですが、相続手続を全くはじめてするときは何から手を付けていいのか分からないという方がほとんどです。
はじめての相続手続で何から手を付ければいいのか、しかも自分の身内が亡くなったときに悲しみに暮れる暇もなく様々な手続きをしなければならない。
しかも、手続の期限もある、さらに財産分けもしなければならない、結構手間取ったという方の声を多く聞きます。
さらに、最近の相続に関する調査で相続手続きをしたことがある方で3割近くの人が相続手続について後悔しているというデータもあります。
つまり、何かしらの相続準備をしていれば、役所の届けくらいでの負担で済むことも予想されます。
相続人の胃が痛くなるということも少なくなるでしょう。
自分のためでなく相続人のためにも早めの相続対策を!
亡くなったら当然その人は何もできません。
全てのあなたの身の回りのことを相続人に任せてしまうのはどうなのでしょうか。
自分が今からできること、それは相続人の苦しむ姿を見ることではなく、安心して相続手続を揉めごとなく終わることではないでしょうか。
あなたも自分の相続人が苦しむ姿を見ることはしたくないでしょう。
そうであれば、元気なうちから相続対策をやっておくべきです。
突然のリスクをどう回避するかがこれからの相続手続では大事です。
まとめ
相続開始後にすることが山ほどあり、すこしでも軽減を少なくさせたいのであれば、事前の相続の準備も重要です。
すべての手続を相続人に任せてしまうと、相続人の負担は大きくなってしまいます。
今回は
『相続の基礎 相続対策を自分ですべてできる自信はありますか?司法書士・行政書士が解説』
に関する内容でした。
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