相続の基礎 相続対策は誰に相談すればいいのか?司法書士・行政書士は相続の交通整理の役割をします!司法書士・行政書士が解説
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
「相続に関する相談 家族のこと、これからのこと色々聞きたいですが、誰に相談したらいいか分からない」
ここ最近、相続に関する相談が増えています。
相談を受けて話していると、この種の相談誰にすればいいのか分からないということを依頼者の方から聞きます。
そこで今回は、「相続基礎編」
相続のこと誰に相談すればいいのかを司法書士・行政書士目線から書いていきます。
相続の基礎 相続対策は誰に相談すればいいのか?
親の相続の相談 親に相続対策をして欲しいが何から手を付ければいいのか?
最近、相続で気になっていることがあります。
それは、親よりも子供のほうが相続対策に真剣であるということ。
親が亡くなったときに自分たちが何から手を付ければいいのかという問題もあります。
しかし、実際に多いのは親の財産のことや相続税に関すること。
でも親にそのことを話すと、親は乗り気でないというのでどうすればいいのかという内容です。
実際に相続対策をしなかったために、トラブルが生じることが結構あります。
お金の問題はもちろんのこと、親の財産がどこにあるのか、税金のこと、実際には複雑な人間関係など様々な要因が重なります。
なので、子供の世代のあなたにとっては、何が問題になりそうなのか、あと、知り合いが相続トラブルになっているからなんとかして相続対策をして欲しいというしかありません。
場合によっては、親と子供で一緒に事務所に来ていただいて一緒に相続のことを考えるのもありです。
とにかく親にどのように説得して相続対策を講じておくか、子供の立場としては大事になります。
親の立場の相続対策 遺言書をどうかくか
相続開始前に遺言書を書くということは、非常に大事になります。
遺言書を書くことができるのは基本元気なときにしかできません。
なので、遺言書を作成したいというのであれば早めに対策をする必要があります。
さらには、会社を経営していたりして事業承継する必要がある場合も、早めの対策が必要です。
元気なうちから相続対策を講じておけば選択肢の幅も広がり、遺言のほかに「民事信託」とかも選べるので、より充実した対策ができます。
そのことをもっと知ってほしいと私は強く願っています。
相続開始前であれば、国家資格の◯◯士に相談
例えば
- 「自分も遺言をしたほうがいいのか?」
- 「贈与して節税してみたい」
など、自分や親の相続、もしくは会社の跡継ぎ問題など、相続に関する悩みを抱えている方は多いでしょう。
そういう方は、弁護士とか司法書士、行政書士や税理士などの◯◯士に相談してください。
どうしても相続がまだ当分先のことだが、いずれは相続開始前に相続に関する悩みを相談したい。
でも、いざ相続のこととなると話しづらいなど相続開始前の相続相談は後ろ向きで、いつか相談したいと思っても忘れてしまうこともあります。
自分や身内の相続で何か問題があったらどうしよう、その前に解決できることがあるとしたらスッキリしますよね。
気軽に司法書士・行政書士など士業専門家に相談することをオススメします。
もし、相談した方がその分野で専門でなくても、知り合いの士業の方を紹介することもあるので、遠慮なく相談してみましょう。
「相続」に関する最新情報を得るためにも相談は有効!
最近は相続に関する分野もインターネットとかで情報が得られやすくなっています。
となると、自分の事例はこれだといって考えが固執してしまうことが・・・
そしてそれが唯一の解決方法だと思ってしまう方も少なくありません。
相続の場合は、法律の問題だけでなく人のココロの問題も入ってきます。
遺言書のことで相談にいったが実は他にも相続のことについてプラスアルファのことを専門家の方が教えてくれるかもしれません。
最近は、遺言でカバーできない部分を民事信託で解決するというような動きもあり、最新の情報を手に入れることも可能です。
そういうことからも専門家に相談するメリットはあります。
「相続」に関するセミナーに参加してみる
最近は「相続・遺言セミナー」とかもあり、気軽に参加できるものもあります。
セミナーに参加して、相続に関する問題意識を高めることも有益です。
ただ、注意が必要なのは、やたらバックエンドを売り出すセミナーがあるとのことです。
費用をかかってしまうこともありますので、注意してください。
相続開始後の手続き まずは司法書士・行政書士に相談
相続が実際に始まったときに誰に相談すればいいかわからないという方も多いです。
多いのは、不動産の名義変更、預貯金の口座解約の手続き。
場合によっては相続税の支払い等もあります。
これを相続人一人で行うのは時間がかかります。
そこで、士業に頼ってほしいのです。
何でもいいので、まずは相続について司法書士や行政書士に相談いただき、そこを起点に動いていくというのが一番いいです。
士業は交通整理の役割を果たし、場合によっては税理士にお願いすることもあるし、自分で問題解決をすることがあります。
まずは、身近な士業に相続のことを相談してみてください。
まとめ
相続とひとことで書いても、相続開始前と後だと取り組み方がかなり変わります。
前者が予防法務的手続き、後者が実体に基づく法務手続となります。
いずれにしても、相続全般でご不明点があれば士業にご相談ください。
今回は
『相続の基礎 相続対策は誰に相談すればいいのか?司法書士・行政書士が解説』
に関する内容でした。
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