「個人事業主から法人化へのサポートをする会社設立アドバイザー」
東京都江戸川区葛西駅前
司法書士・行政書士桐ケ谷淳一です。
あなたの定款、雛形定款ではないですか?
最近、某会計ソフトなどが数値を入れれば会社設立の書類一式を作ってくれるサービスを始めたようです。
これから起業する方にとっては楽かもしれません。
しかし、自由に決められない部分があります。
それは「定款」です。
定款は会社の「命」
定款は会社運営の基本方針となるもので、
「会社の憲法」
と呼ばれるものです。
定款は、自分の会社の運営方針次第で、中身は異なります。
定款の中身については自由に決めることができる反面、必ず盛り込まければならない条項など、技術要素も必要。
その辺りは司法書士に自分の会社はどうしたいのか、話を聞きながら対応して欲しいのです。
合同会社は、株式会社に比べると定款の条項はもっと自由度が増すので、専門家に入ってもらったほうがスムーズに進めることが出来るでしょう。
銀行も定款をみて会社を判断する?
会社設立後、会社名義の銀行口座をつくります。
その際、定款の写しを持参することがほとんご。
意外と銀行員の方は定款を見ています。
特に大手銀行であればあるほどよく見ています。
定款一つで会社に対する印象が変わってきます。
先日、合同会社を作った際にその会社の方から言われたこと。
「ある銀行で口座を作った際、『定款すごいですね』と感心させられた」
という声を聞きました。
この会社はしっかり設立後運営できそうなのか、すぐになくなってしまうのか、その判断材料になるのが実は定款なのです。
まとめ
定款の雛形に頼らない。
自分の会社なのだから、定款の内容を理解するようにしないといけません。
「簡単会社設立」とかの本の定款の雛形は、法務省のホームページから抜粋しているものがほとんど。
これを自分の会社にアレンジすることが差別化を図る第一歩なのです。
これから会社を設立するあなた
ぜひ「定款」をもっと見つめてみてはいかがでしょうか?
今回もご覧頂きありがとうございました。
感想を聞かせていただけると嬉しいです。
<参考書籍>
これらの本は、定款の各条項について詳細な解説がされています。
参考にするといいでしょう。
会社法定款事例集―定款の作成及び認証、定款変更の実務詳解
田村 洋三 日本加除出版 2015-08
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中小企業のための戦略的定款―作成理論と実務
司法書士グループLLP経営360° 民事法研究会 2008-06
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