司法書士試験などの資格試験 なぜ長期受験生が誕生してしまうのか?
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
資格試験で、短期に合格する人もいれば、何年経っても受からないという方もいます。
自分も司法書士試験に6回もかかっているので正直長期受験生です。
その目線から、なぜ長期受験生が出てしまうのかを考察していきます。
これから司法書士試験などの難関資格試験を目指す方はぜひ読んでいただきたいです。
司法書士試験などの資格試験 なぜ長期受験生が誕生してしまうのか?
長期受験生が生まれる理由 予備校の講座だけで受かってしまうというという錯覚
多くの難関資格試験の場合、資格試験予備校に通う方が多いです。
多くの資格試験の場合、受験生を多く獲得したいためか、「資格試験1回で受かりました」とか「上位合格者を輩出しました」とか書いています。
しかし、実際に合格者を見ていると、1回で司法書士試験に合格している人は本当に少なく、多くは2回もしくは3回目で合格している方が多いです。
また、司法書士試験については、上位合格であっても特段、就職に有利不利とかはありません。
なので、予備校を受動的に使う人は合格が遅くなり、能動的に使っている人は短期合格している印象を受けます。
つまり、自分なりに予備校は使うが、勉強方法を工夫して行っている方が短期合格しているといえます。
長期受験生が生まれる理由 インプットばっかり意識してしまうから合格できない
実は、司法書士試験の場合、合格に際して、知識量は短期合格者よりも長期受験生のほうが多いです。
長期受験生のほうが知識があるのに、なぜ合格できないのでしょうか?
それは、長期受験生はインプットばかり重視していてアウトプットをほとんどしていない、もしくは「答案練習会」でいい成績を取ることばかりに注力してしまうという傾向にあります。
この試験の不思議なところで、答案練習会や公開模試で上位の成績優秀者がなぜか本番で受からないというのを見かけます。
本番に弱いのかどうかは分かりませんが、インプットばかりの勉強をし過ぎなのではないかと思うのです。
むしろ、合格者なら絶対点数を落とさない勉強をしている短期合格者のほうが基礎力がしっかり強固されて合格しやすいのではないでしょうか。
厳しい言い方をしますが、長期受験生ほど基礎力を軽視しがちで、予備校の中上級者講座を受講しがち。
しかし、本来合格できていないのは、誰もが点数が取れる問題で落としているからではないでしょうか
さらに、長期受験生ほど参考書をたくさん持っている傾向にあります。
つまり絞り込み勉強法ができていないのです。
完璧主義に走るのが長期受験生の特徴。
合格点プラスアルファの点数で合格できるのであるから、完璧主義は目指すべきではありません。
むしろ完璧主義に走る予備校講師が仮にいたら、その講師の講座は取るべきではありません。
むしろ合格レベルを確実に指導してくれる講師のほうが、長期受験生についてはいいです。
これ知っているよということでも、意外と論点漏れがありますので。
長期受験生が生まれる理由 勉強時間の問題
長期受験生の多くは、仕事をしながらの方が多く、なかなか勉強時間を確保できないという傾向にあります。
なので、勉強時間の見直しを再度しっかりすべきではないでしょうか。
朝の時間、どのように過ごしていますか、昼休み、帰宅後、休みの日の勉強方法を再度見直すことをオススメします。
意外と、長期受験生は勉強時間の見直しをすることせず、毎年同じような勉強スタイルでやっているから受からない可能性があります。
勉強時間について抜本的な改善が必要です。
といっても、そういう方が仕事を辞めて専業受験生になっても、基本は受かりづらい傾向にあります。
まとめ
長期受験生ほど短期合格者の勉強方法を学んでください。
私も4回目の試験に落ちたときに、短期合格者の話を聞いて、その方法を取り組んだ結果、やっと合格できたので。
今回は
『司法書士試験などの資格試験 なぜ長期受験生が誕生してしまうのか?』
に関する内容でした。
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