資格試験 インプットとアウトプットはどちらを重視すべきか?
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
勉強法について、次の質問が来ました。
試験に際して、インプットとアウトプットどちらを重視すべきでしょうか。
私もインプット多寡で、アウトプットを軽視している傾向がありました。
しかし、今思うと資格試験ではアウトプットの方が重要なのかと。
今回は資格試験のインプット・アウトプットのことについて書きます。
資格試験 インプットとアウトプットはどちらを重視すべきか?
勉強初めの頃はインプット重視
当然何も知識がない状態でスタートするなら、インプットを意識して行うべきです。
予備校の基礎講座とかに通うのであれば、スケジュールに従って淡々とインプットをこなしていけばいいでしょう。
とはいってもインプットばかりしていくとどんどん講義が進んでいくと前にやった知識は抜けていきます。
なので、最初の方の講義の知識を覚えておくためにも講義の復習段階でアウトプットの訓練もしておくといいでしょう。
具体的には過去問を使って、講義の該当部分を解くのでいいです。
全部の範囲をしているわけではないので、正解にならなくてもいいです。
解説をみて、テキストのどこに書いてあるのかだけ見るだけでも、知識の吸収量は変わってきます。
また、数週間あいたら過去問を解いてみて、テキストをざっと読む、この繰り返しでいいでしょう。
結論としては全く勉強していない資格試験を目指すのであれば、インプット重視でいいですが、過去問などでアウトプットはやっておくとあとの勉強でも有利に立つことができます。
独学で勉強する場合はアウトプットを前提としたインプットを!
独学でも取得しやすい資格試験の場合は、テキストを読むのがかえって苦痛です。
特に、個人的意見ですが、日商簿記はテキストを読んで一通りマスターしたら手を動かしながらやっていったほうがかえって効果的です。
また、先に過去問集をざっと解いて、それからテキストを見るとどこが大事だかメリハリつけて勉強することもでき効果的なところもあります。
なので、ある程度知識があって独学で勉強する場合は、過去問集からはいって、それからテキストに戻る勉強法の方が時間をうまく活用できます。
アウトプットからのインプットも、資格試験の勉強の観点からいいです。
インプットばかりやってもアウトプットができなければ意味がない
よく公開模試で、問題が解けなかったが、よくよく見たら知っていたとか、本番の試験で知っていたのに…という方を見かけます。
こういう方はインプット重視の勉強をしていて、アウトプットを軽視しがち。
インプットを多くしても、これを本番で表現できなければ、意味はありません。
むしろ少ない知識でも、事務処理能力が備わっていれば、本番で未知の問題がでても答えを出すことも可能です。
私は、まずは過去問レベルの知識を確実にインプットすることが重要で、あとは公開模試や過去問集を用いたアウトプットの訓練をしっかりやることが合格への近道だと思っています。
どうも、試験になかなか受からない方はインプットを重視しすぎて、色々予備校や教材を買い込んで勉強している気がするのです。
むしろ、インプットするための教材は絞り込んでそのテキストは完璧に押さえる、過去問もきちんとやるというほうが合格しやすいです。
まとめ
最近は資格試験については予備校間の競争も激しく情報も錯綜しています。
まずはインプットは必要最低限、むしろアウトプットの訓練をしっかりやることが大事なのかと感じています。
まずは過去問レベルをしっかり押さえること、そこがスタートラインです。
受験始めたときはインプット重視でいいですが、試験直前期はアウトプットを意識した勉強方法に切り替えるべきです。
今回は
『資格試験 インプットとアウトプットはどちらを重視すべきか?』
に関する内容でした。
参考動画
今回のブログで参考になる動画を紹介します。(司法書士行政書士桐ケ谷淳一のきりチャンネルより)
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参考書籍
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