十数年前と現在の司法書士の業務の変化は?
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
最近アフターコロナを意識してこれからの司法書士どうなるのかと意識しています。
一般の方が司法書士をどう捉えているか、社会とのニーズにあった仕事をしていく必要があるように感じます。
時代の流れというと、自分が補助者として司法書士業界に入ったときから現在までで変わったところを紹介します。
結構激変していると感じています。
十数年前と現在の司法書士の業界の変化は?
簡裁訴訟代理業務が追加され、裁判業務の幅が広がる
私がこの業界に入ったのは、平成12年の大学卒業後。
最初の事務所は7ヶ月で退職し、その後、試験勉強をしながら次の事務所で3年修行しました。
修行中の平成16年に司法書士試験合格し、、別の事務所に移動し1年8ヶ月の修行を経て、平成19年に開業しました。
司法書士補助者として勤務していたときから現在まで、司法書士を取り巻く環境も大きく変わっています。
特に大きいものが、平成14年司法書士法改正。
そこで、簡裁訴訟代理業務が追加され、司法書士業務の幅も広がりました。
諸先輩方の活躍で、債務整理業務も積極的に行うようになったりし、司法書士の認知度が高くなったといえます。
反動で、司法書士といったら過払金返還というイメージもついた時期も…
いずれにしてもこの司法書士法改正が司法書士の業務を変えたことには間違いありません。
登記業務も様変わりしてきた
自分が補助者として入って来たときは、登記申請や登記事項証明書は、管轄法務局までいかなければいけませんでした。
登記申請に至っては、郵送申請も認められず、地方への出張も結構ありました。
そして、登記簿も未だ簿冊形式のところも結構ありました。
ここ十数年で、登記申請の郵送申請もオンライン申請もできるようになり、登記事項証明書もオンラインで、管轄法務局以外でも取得できるようになりました。
今後は電子署名も進歩して、全て完全オンラインへ移行することも予想され、司法書士業務の効率化が一層進むものと思われます。
それに応じて、司法書士の業務も登記申請のみならず、前段階でもコンサルティング業務も重要になるのかと思っています。
より登記法務サポートサービス業務が重要になってくると感じています。
その他の業務にも変化が!
登記業務から派生して、最近は様々な業務が登場しています。
民事信託や遺産整理業務も相続の問題から派生した業務で、結構取り組まれている先生も多いです。
新しい業務だからこそ様々な問題が出ていますが、そこをクリアしてお客様のためになる業務がこれからは注目されます。
成年後見業務も、新しい時代へと突入してくるでしょう。
今までの財産管理一辺倒から、周りがサポートしていくことが一層求められるものに変わってくると思われます。
企業法務も、小さい会社で法務まで手の回らないところのサポートもより重要になってくるでしょう。
さらに事業承継など、相続や企業法務の複合化した問題もあり、民事信託と合わせ他士業との連携もより重要になっていると。
司法書士のおかれる環境も時代とともに変わっていくため、私もそれに対応していかないといけないと思っています。
まとめ
司法書士試験も、自分が受験生だったときから憲法が加わったり、試験も時代とともに変化してきています。
ここには書ききれませんでしたが、会社法の改正や民法改正など法律改正も行われ、業務もそれに合わせて変化しています。
時代の流れにあわせた変化を私もしていかないといけないと感じた次第です。
司法書士にどんなことを依頼すればいいのかを知りたい方はこちらの動画をぜひご覧ください。
今回は
『十数年前と現在の司法書士の業務の変化は?』
に関する内容でした。
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