「アウトプット大全」司法書士試験を始めとする難関資格試験受験者に是非読んでほしい本
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
司法書士試験を始めとする難関国家資格試験を目指している受験生のあなた。
ただ、テキストを読むだけで、アウトプットをしないと試験には合格しません。
でもアウトプットって何か、資格試験予備校でも詳しくは教えてくれません。
そこで紹介したいのは、精神科医で作家の樺沢紫苑先生著「アウトプット大全」です。
難関国家資格受験生の方に、この本は是非読んでほしい本なので紹介します。
「アウトプット大全」司法書士試験を始めとする難関資格試験受験者に是非読んでほしい本
読んでほしい理由その1 インプット中心主義からの脱却が資格試験短期合格のコツ
資格試験予備校のカリキュラムは、テキストを中心に進み、アウトプットは答案練習会で行うのが通常です。
アウトプットの割合が意外と少なく、アウトプットといってもインプットの割合がかなり多いのが今の資格試験予備校のカリキュラムです。
ただ、資格試験予備校では何がインプットで何がアウトプットまでは教えてくれません。
アウトプットのカリキュラムなのに、インプットではないかと思うものもあります。
司法書士試験の場合、最初に民法を学習しますが、範囲が膨大のため、はじめに学習したことを忘れてしまうことが多く、それが挫折の大きな原因になっています。
そこで、「アウトプット大全」を読んでアウトプット中心の勉強に切り替えてほしいのです。
授業でならったらその範囲の過去問を積極的に活用し、テキストで確認する。
問題演習を通じて学んだほうが知識の吸収力もよく、テキストの読むべきところも理解できます。
テキストに書き込みしておくことで普段の学習のときに軽く目を通したり、自分の弱点部分に付箋を貼っておけば直前期にも注意して読むようになります。
「アウトプット大全」でもテキストに書き込むアウトプットを推奨していて、理にかなった復習方法になるのです。
復習でテープ起こしをするだけでは意味がなく、もっと能動的に行わないといけません。
私もインプットばかり意識していたので、司法書士試験合格まで時間がかかりました。
覚えないといけないと焦るあまり、インプット多寡で思考力が止まってしまった勉強法をしていました。
短期合格者は時間と戦いながら、アウトプットを意識して勉強しているのではないでしょうか。
なかなか合格できない人は知識が多いことが大事だと思いインプットを中心にしていますが、短期合格者は基礎を重要視し、アウトプットで補いながら勉強している気がします。
インプットからの脱却を諮るためにも「アウトプット大全」をおすすめします。
読んでほしい理由その2 試験勉強は「話す」「書く」「行動する」の三位一体が試験勉強で重要だから
受験仲間と勉強の範囲で話すことで知識の吸収がより良くなります。
本来であればゼミを組んで勉強するといいのですが、受験生同士のゼミは試験範囲外のことに話がいくリスクがあります。
もし資格試験予備校で、ゼミ形式の授業があれば活用することをおすすめします。
アウトプット大全でも書いてありますが、人に話すことや教えることで、相手にどうすれば理解してもらえるかを意識するので、机上の勉強よりもより効果が上がるでしょう。
資格試験の勉強は「話す」「書く」「行動する」の三位一体だと言えます。
読んでほしい理由その3 目標とビジョンをしっかり持つ モチベーション維持にも最適!
「アウトプット大全」では目標を書くこと、公言することを推奨しています。
司法書士試験の場合、大体の方は「司法書士試験合格」を目標とするので、これを周りに公言すると、勉強する意欲は高まります。
ただ、目標だけ掲げても、受験勉強自体は長い戦いになり、どうしても「試験合格」だけではモチベーションは下がりがち。
そこで、様々な司法書士の方々の業務を通じて、自分が合格したらこういうことをしたいという「ビジョン」を是非確立してほしいのです。
目標とビジョンの違いについても「アウトプット大全」で詳しく書かれているので参考にしてください。
ただ闇雲に勉強するよりも、目標とビジョンを明確にすること、これもアウトプットだと思ってください。
まとめ
自分が司法書士受験生のときに「アウトプット大全」を読めばもっと早く合格できていただろうと思っています。
これから司法書士試験を始めとする難関国家資格を目指す方、試験が終わり合格発表まで間がある方はぜひこの本をお読みください。
今回は
『「アウトプット大全」司法書士試験を始めとする難関資格試験受験者に是非読んでほしい本』
に関する内容でした。
あわせて読みたい
アウトプット大全を読んだときの読書日記ブログはこちらを御覧ください。
参考書籍
アウトプット大全の対極にあたる「インプット大全」が2019年8月に発売されるとのことです。
インプットのことを知りたい方は「アウトプット大全」とともに読んでください。