東京メトロ日比谷線が8両編成から7両編成にしているわけ でも実際の長さは・・・
東京都江戸川区葛西駅前 会社設立などの企業法務・相続専門 鉄道大好き司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
東京メトロ日比谷線。
2019年6月現在、8両編成と7両編成が混在しています。
ただ、だいぶ7両編成が増えてきた感じが。
でも1両減らすと全体の長さが違ってくるのでは?
そう思ったあなた、実はからくりがあるのです。
今回は、東京メトロ日比谷線がなぜ7両編成にしているのかを紹介します。
東京メトロ日比谷線が8両編成から7両編成にしているわけ でも実際の長さは・・・
東京メトロ日比谷線が8両編成から7両編成に
東京メトロ日比谷線は、北千住と中目黒を結ぶ地下鉄。
北千住で東武アーバンパークラインと接続し、
南栗橋まで乗り入れています。
▼東京メトロ日比谷線03系
▼東武20000系
▼東武20050系
一方中目黒で以前は東急東横線と乗り入れていましたが、副都心線の開業とともに乗り入れを中止しました。
なので、東急東横線の車両が日比谷線に入ることはなくなりました。
▼以前日比谷線に乗り入れていた東急1000系
現在は東京メトロも東武鉄道も8両編成で運転していますが、今後は7両編成となり、ちょうど今が過渡期です。
なぜ7両編成にするのでしょうか?
東京メトロ日比谷線 ホームドアの設置が影響?
現在、8両編成は1両あたり18メートルの3ドアで運転しています。
東武20050系は先頭と2両目は5ドアになっています。
以前東京メトロ日比谷線の03系も先頭と2両目が5ドアの車両がありましたが、全て引退しました。
なぜ先頭と2両目が5ドアだったかというと、乗降をスムーズにするためでした。
特に先頭部と最後部が一番混雑が激しかったため、5ドアにしました。
▼東武20050系と東京メトロ03系5ドア車
さて、今回7両編成にするかというと、ホームドア設置が影響してきます。
まずは1両の長さが18メートルから20メートルに変わり、1両あたり3ドアが4ドアに変わります。
日比谷線はカーブが多く、長さが18メートルでないとうまくいかないと思われていましたが、1両20メートル7両編成でも日比谷線のカーブに対応できることがわかりました。
そこで、更新工事をすれば使える車両をすべて取り替えることにしたのです。
乗り入れ先の東武鉄道は1両あたり20メートルが主流となっていて、電車ごとに長さが違うと、ホームドア設置ができないということにも。
東急との乗り入れができなくなったのも副都心線開業の他に、ホームドア設置が影響していたかもしれません。
今回、8両編成から7両編成になりますが、実は全体の長さはさほど変わりません。
8両編成時の長さは144メートルに対し、7両編成だと140メートル。
なので、1両減っていると錯覚しますが、実際はほとんど変わっていないのです。
定員数もさほど変わりません。
▼東京メトロ13000系
▼東武70000系
個人的には、ホームを延伸して20メートル8両編成にしてほしかったのですが、難しいのでしょうね。
8両編成にすれば、東急東横線への乗り入れも復活できたかもしれません。
まとめ
東京メトロ日比谷線が8両から7両に変わり、東京メトロ03系や東武20000系、20050系を見かけることが難しくなっています。
早めに記録に残しておきたいですね。
今回は
『東京メトロ日比谷線が8両編成から7両編成にしているわけ でも実際の長さは・・・[鉄道日記ブログ]』
に関する内容でした。
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