東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
先日、司法書士の若手が集う「全青司(全国青年司法書士協議会)埼玉全国大会」に参加してきました。
全国大会に参加したのは、本当に久しぶりです。
全国大会に参加した気づきをまとめます。
あくまでも私見であることをご承知ください。
司法書士の果たす役割とは何だろうか?
基調講演やパネルディスカッションでの気づき
昨今、「格差社会」が問題になっています。
日本でも、富裕層と貧困層とに分かれつつあり、今まで主流だった「中間層」が減りつつあります。
非正規雇用では生活が安定しないのは、いろいろなところから話を聞いていて理解していたつもりでした。
しかし、本当に非正規雇用の方々の生活のあり方がここまで深刻であるとは思いませんでした。
実は非正規雇用の方々だけでなく、正規雇用の方々にも波及しつつあるように私は感じました。
よく「自己責任論」がでてきますが、実際は自分の内部的な問題ではなく、外部的要素が影響していることに気づきました。
自分から進んで貧困層になったのではなく、何らかの外的要素から結果的に貧困にならざるを得なかった感じがするのです。
その時に司法書士として本当に何ができるのか、考える契機になった基調講演でした
パネルディスカッションでは、行政と司法書士の役割とか、興味深い内容を聞くことができ今後の実務をする上で参考になる内容でした。
市民の権利擁護の観点からの司法書士の役割 企業法務でも
司法書士の業務は登記業務がメイン。
相談から実は思いもかけない内容につながってくるのです。
私は会社設立などのこれから起業する方と接する機会が多いですが、意外なところから別の相談になることもあります。
そうなると、司法書士が市民の権利擁護の観点から、もっと真剣に業務に取り組まないといけないと感じました。
自分だけ良ければそれでいいという考えは、司法書士業界をだめにする。
もっと自分たちの置かれている立場を理解した上で、市民のためにどう寄り添っていくのかを司法書士ひとりひとりがしっかり考えないといけないと。
本店移転登記に関する書面について、参入を許しつつありますが、果たしてそれが経営者にとってメリットなのか、法的判断が必要なのに、ひな形だけに落とし込んだ書面だけでやっていいのかはひとりひとりの司法書士が考える必要があると感じました。
経営者は法律のことを知りません。
その時に、商業登記で司法書士の果たす役割は大きいです。
企業法務の観点からも権利擁護は大事になってくるのです。
まとめ
今回は自分の意見を書いてしまい、不快に思った方もいるでしょう。
しかし、全青司埼玉全国大会に参加して、貧困層の拡大と、司法書士の業務のあり方、特に自分の関わっている企業法務でどのように今後担っていくのか参考になる内容でした。
司法書士は様々な方々をサポートする役割を担っている、そこに尽きるような気がします。
今回は
『司法書士は様々な方々をサポートする役割を担っている!全青司埼玉全国大会に参加して』
に関する内容でした。
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