東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
2018年の大仕事のひとつ。
それは東京司法書士会の新人研修の講師を今年から引き受けたこと。
お話があったときはなんとかなると思っていましたが、意外と大変だったと思っています。
今回はどのような講義をしたか、ブログをご覧になっている方にも書きます。
(※アイキャッチ画像の写真は実際に東京司法書士会の研修講師のときではなく「ウエブ心理塾セミナー祭り」のものになります。)
東京司法書士会の新人研修の講師をしてきました!
今回の講義テーマは?
東京司法書士会の新人研修は、平成30年度司法書士試験合格者を対象とする研修。
なので実務経験は殆ど無いに等しいです。
実際に受講生に聞いてみたところ、補助者経験者もしくは司法書士事務所に勤務している人は4分の1いたかどうか。
なので、こちらも分かりやすく噛み砕いて説明していく必要があると思いました。
今回の講義のテーマは「会社設立・定款変更」
私の主力業務である商業登記でとりわけ中小零細企業、非取締役会設置、非公開会社を取り上げました。
ディスカッション形式を取り入れた研修
私が研修を引き受けるにあたり考えたことは、こちらから一方的に話をすることではなく、受講生に参加してもらうような形式にしたいということ。
一方的に聞いていてもつまらないし、眠たくなる。
しかも前日も研修を2コマ6時間受講して、しかも月曜日の夜という時間を考えると、少しでもインパクトある講義にしたいと思っていました。
おそらく東京司法書士会の新人研修でこんな取り組みをしたのは私が初めてだと思います。
今回のディスカッションのテーマは「株式会社・合同会社・一般社団法人」をはじめてのお客様にどう説明するか。
事前に課題を出していたのでそれなりには考えていましたが・・・
このあたりは来年講師をするのであれば考えないといけないところです。
いずれにしても一方的な講義はしたくないというのが私の考えです。
実際の時間配分はどうだったか?
前半の90分で商業登記総論と会社設立についてお話しました。
実はレジュメ完成後、公証人法施行規則が改正となり、しかも講義直前に施行されるという慌ただしさ。
私も当時は経験していなかったので、とにかく概要だけの説明にとどめました。
後半の65分は定款変更の話をしていると時間がないので、商業登記の花形業務の「役員変更」をメインに話し、株主総会についても話しました。
後半はかなりキツキツで受講生には申し訳ないと思いました。
まとめ
実際にどのような反応が戻ってくるのか恐ろしいところですが・・・
ただ、講義を楽しく聞くことができましたとか、わかりやすかったですという受講生の声を聞いてホッとしました。
果たして来年は講師をするのか?
今回は
『司法書士・行政書士のひとりごと 東京司法書士会の新人研修の講師をしてきました。』
に関する内容でした。
あわせて読みたい
改正公証人法施行規則についてはこちらのブログで書きましたので御覧ください。
参考書籍
講義の際に紹介した書籍はこちら
司法書士目線で答える会社の法務実務 株式・株主関係実務から契約関係実務、予防法務まで企業法務全般を解説
日本組織内司法書士協会 日本加除出版 2018-12-04
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事例で学ぶ会社法実務〔全訂版〕
金子 登志雄,立花 宏,幸先 裕明 中央経済社 2018-04-18
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