「会社設立アドバイザー」
東京都江戸川区葛西駅前の
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
株式会社にしても、合同会社にしても、出資金を決めたら払わなければなりません。
「どこに、どうやっていつのタイミングで出資金を払えばいいの?」
会社設立する際、起業する方(発起人)からよく聞かれることです。
今回は出資金はどこにどうやって支払うのかを中心に書きます。
どのようにして出資金を入れるの?
今回は株式会社の場合で、出資者が1名の場合を考えてみます。
会社の発起人になった以上、会社の運転資金のため、お金を支払わないといけません。
では、どこに支払うのでしょうか?
発起人個人の口座に支払う
当然、会社名義の口座は作ることができません。
(会社の銀行口座の作り方は、また改めて書きます。)
なので、発起人個人の口座にお金を入れて支払います。
自分の口座に残高があるのではダメなの?
自分の口座に出資金の残高があるから、それでいいのではないかと聞かれます。
しかし、残高だけだと、発起人が入れたかどうか、本当に会社の運転資金なのかわからないので、認められません。
発起人は自分一人だし、口座も動くことはないから、別に残高があればいいのではないか、疑問に思うでしょう。
しかし、残高だけだと、本当に入金・出資したかは法務局の人は知ることができません。
よって、残高だけでは払込をしたことにはならないのです。
わざわざ出資金の出し入れするの?
結局、出資金を一度おろしてもらい、再度自分の口座に入金してもらう。
面倒ですが、それが一番わかり易い方法です。
入金だと本当に出資しているかどうかわからないと個人的には思いますが・・・
法務局に登記を出すときは、出資の入金部分をマーカーをつけて出します。
まとめ
今回は、どうやって、出資金を払えばいいかということを書きました。
では、出資金を入れるタイミングはいつがいいのか?
出資金を入れるタイミングを間違えてしまうと面倒なことになるので、そのあたりの話は次回に・・・
今回もご覧頂きありがとうございました。
感想を聞かせていただけると嬉しいです。
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