「会社設立アドバイザー」
東京都江戸川区葛西駅前
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
合同会社の設立件数が増えています!
法務省の法務統計によると、株式会社・合同会社の設立件数が増えています。
起業する方が増えているからでしょうか?
今回はその中で伸び率が著しい合同会社の設立について書いていきます。
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合同会社の認知が浸透?
平成18年5月に会社法が改正され、新たな会社形態が出来ました。
これが「合同会社」です。
株式会社とほとんど似ている形態で、設立時や運営面でのコストが安く押さえられます。
ではどのくらい増えているのか?
平成25年と平成26年で比べてみましょう。
平成26年の合同会社設立件数 19,808件
平成25年の合同会社設立件数 14,581件
(法務省の登記統計より)
1年で5,000件増えています。
これは合同会社の認知度が増した結果といえるでしょう。
もしかしたら今年は、起業ブームの影響で、合同会社の設立の登記件数が2万件に達するかも知れません。
合同会社の魅力を探る
やはり、設立時のコストがかからないというのが大きいでしょう。
株式会社との違いは
- 公証人の定款認証がいらない。だから認証費用はかからない
- 法務局に納める登録免許税が6万円で株式会社と比べると9万円安い
- 司法書士等に支払う報酬もその分安くなる
自分の事業規模に合う形態が合同会社であるともいえます。
スモールビジネスでもぴったりなのです。
まとめ
会社法大改正から9年が経ちました。
だいぶ合同会社が浸透してきた印象です。
私の事務所でも、合同会社設立案件が急増しております。
合同会社設立は、定款の作成で決まってしまいますので、より慎重に決めていきましょう!
次回は株式会社も設立登記件数が増えていることを書きます。
今回もご覧頂きありがとうございました。
感想を聞かせていただけると嬉しいです。
5つの定款モデルで自由自在 「合同会社」設立・運営のすべて
神﨑 満治郎 中央経済社 2014-08-26
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合同会社の法制度と税制
葭田 英人 税務経理協会 2013-12-27
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