自筆証書遺言 記載ミスや前の遺言を書き直したいのであればその遺言書は破り捨てなさい!

東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。


はじめに


自筆証書遺言について、平成27年、28年
と最高裁判所で判決が出ています。


平成27年の判例は斜線遺言に関する内容、
平成28年の判例は花押に関する判例です。


判例のような事例は正直多くないと
思いますが、今後の相続法改正と相まって
色々問題が出てくると思われます。


自筆証書遺言について、書き間違えた場合や
もう一度新しい遺言書を作成したい場合、
どこに注意すればいいのでしょうか?



自筆証書遺言 記載ミスや前の遺言を書き直したいのであればその遺言書は破り捨てなさい!


書き間違えた場合、訂正よりも最初から書き直す


自筆証書遺言の訂正については正直複雑です。


訂正の方法はあるのですが、訂正方法を
間違えてしまうと、せっかく書いた遺言が
全て無効になる危険があります。


そうであれば、面倒ではありますが、
最初から遺言を書き直すべきです。


なので、遺言の内容を下書きしたあとで
清書をしたほうがいいでしょう。


前書いた自筆証書遺言を無効にしたいのであれば、前の遺言は破って捨てる!


経営者になったら、遺言書を書いたほうが
いいと聞いたことがあるでしょう。


万が一自分の身に何かあった場合、遺言が
あれば一応は会社のトラブルは回避できる
可能性があります。


ただ、年数が経つと当然方針も変わってくる
ので、前書いた遺言と違ってくることも
あります。


その遺言を変えたいという場合どうすれば
いいのか?


新たな遺言を書けば(自筆証書遺言でも
公正証書遺言でも)、後で書いた遺言と
抵触する部分で、前の遺言は撤回され、
無効になります。


裏をかえせば、後の遺言でも、前の遺言と
抵触していない部分があれば、前の遺言は
効力を生じます。


そうなると、また相続人の間で無用な争いに
巻き込まれる危険があります。

そこで、新たに遺言を書き直した場合、
前の遺言は破り捨ててください。


更に最近問題になったのは、斜線遺言
ついて。


遺言書に左下から右下にかけて赤色の
ボールペンで斜線が引かれていた場合の
遺言の有効性について判決が出ました。


原審では、「原文が判読できる状況で棒線を
引いているだけでは、格別の事情のない限り
遺言の破棄には当たらない」としました。


最高裁は、「赤色のボールペンで遺言書の
文書全体に斜線を引く行為は、その行為を
有する一般的な意味に照らして、その遺言書
の全体を不要のものとし、そこに記載された
遺言の全ての効力を失わせる意思の表れと
みるのが相当」
と判断して、遺言書の効力は
無効
と判断しました。


上記最高裁の判断は、遺言者の意思を尊重
したものといえるでしょう。


とにかく、一度書いた遺言を新たに
書き直したければ、前の遺言書は破り捨てて
ください

まとめ


自筆証書遺言について、まず書いている途中
に記載ミスをしたら、もう一度書き直す。


自筆証書遺言を書き直したいのであれば、
最初に書いた遺言は破り捨てる。


あとになって相続人が争いに巻き込まれない
ためにも、間違ったりしたら残しておかない
ことが大事です。


今回は
『会社設立 商号 会社の顔となるもの
だから・・・』

に関する内容でした。


参考書籍

高齢期を安心して過ごすための「生前契約書+遺言書」作成のすすめ

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この記事を書いた人

司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

鉄道(乗り鉄・撮り鉄両方)と麻婆豆腐・担々麺をこよなく愛する司法書士・行政書士です。
ひとり会社設立、副業・複業、小さな会社の企業法務の分野を得意としています。
1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。

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