東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
目次
はじめに
平成28年度の司法書士試験筆記試験、
択一式試験の基準点が発表になりました。
基準点というのは、この点数に満たないと
記述式の採点がされない点数のことを
いいます。
午前択一式試験・午後択一式試験
両方基準点を満たさないといけません。
果たして今年はどうだったのでしょうか。
午前中は難易度がアップ?
午前の部の択一試験の基準点が
25問(75点)。
近年稀にみる基準点の低さです。
昨年の午前中の基準点が30問(90点)
だったので、かなり難しかったと
言わざるを得ないでしょう。
私が受かった平成16年のときが26問
(78点)で、ここ10年の司法書士試験で
これを下ることはなかったので、
かなり難しかったのでしょう。
午後の択一試験の基準点は相変わらず・・・
一方午後の択一式試験の基準点は
24問(72点)
ここ近年このくらいの点数が基準点に
なっている気がします。
午後の場合、択一式試験の他に
記述式試験があり、しかもここ最近の
傾向だと3時間で終わらない試験問題なので
ある意味これが妥当なのかと・・・
試験問題のミスは勘弁してほしい
今年の試験問題で、午後の択一式試験の
問題にミスがありました。
ミスがあるたびに、二度と起こらない
ように気をつけると言っていますが、
これで何度目でしょうか?
試験は人間が作るものなので、
ミスが出るのは致し方ないにしても
きちんともチェック体制を法務省でも
取るべきだと考えます。
実際はどれだけの点数をとれば司法書士試験は受かるのか?
基準点ギリギリで最終的には
合格するのは難しいです。
午前で基準点プラス3問、午後で基準点
プラス3問、記述式で6割くらいできて
いれば、今年の試験は受かると思います。
おそらく、昨年よりも合格点は
下がるでしょう。
受験者数の減少をどうみるか?
今年の司法書士試験の受験者数ですが、
午前・午後とも受験した人数は
16,725名でした。
だんだん受験者数が減ってきていますが、
なぜなのでしょうか?
最近の世の中、安定志向なのか、
分かりませんが・・・
まとめ
基準点を超えられなかった受験生の方は
来年受験すると決めているのであれば
早めに再開してください。
とにかく誰でも正解できる部分の基礎は
固めておくことが必要です。
受験者数が減少しているので、
おそらく予備校も受験者を確保するのに
色々施策を出してくるでしょう。
大事なのは、きちんと過去問が出来ること、
その周辺部分をしっかり理解すること。
来年はおそらく問題ミス等もあったこと
から簡単になると思います。
そうなると、ますます基礎が大事になると
思うのですが、いかがでしょうか。
参考資料
平成28年度司法書士試験筆記試験(多肢択一式問題)の正解及び基準点等について
平成28年度司法書士試験筆記試験(多肢択一式問題)の正解[PDF]
平成28年度司法書士試験筆記試験(多肢択一式問題)の基準点等について(資料)[PDF]
平成28年度司法書士試験筆記試験(多肢択一式問題)得点別員数表[PDF]
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