目次
★司法書士ってどうなったらなれるの?
まず、司法書士になるためには、
国家資格の司法書士試験に受からないと
いけません。
試験は毎年7月の第一日曜日(今年は7月6日)
に筆記試験、筆記試験合格すると口述試験が
あります。
口述試験はほぼ全員合格できるので、
実質試験は筆記試験で決まります。
試験に合格すれば、登録・開業できます。
ただ、一般的には研修を受け、事務所に勤務してから
独立開業するパターンが多いです。
最近は、司法書士法人や大きい事務所に勤務し
そこで登録する方も多いようです。
サラリーマン司法書士というイメージです。
★司法書士試験択一式基準点発表
司法書士試験ですが、
午前中35問、午後35問と不動産登記・商業登記の
記述式2問の構成になっています。
どの科目が出るかは、またの機会に書きます。
択一式は1問3点で105点満点で採点され、
記述式は2問で70点満点、合計280点満点で
上位から合格者が決まります。
ただ、択一式で一定点数を取らないと、
記述式は採点されず、記述式で一定点数を取らないと
いくら合格点を超えていても受からない仕組みに
なっています。
昨日は、そのうち択一式の基準点の発表が
法務省からありました。
平成26年度司法書士試験筆記試験(多岐択一式問題)の正解及び基準点等について
それによると、
午前の部は105点満点中78点(26問正解)
午後の部は105点満点中72点(24問正解)
その点数を超えていないと自動的に不合格になります。
★思ったよりも低い基準点
午前が26問、午後が24問だと、平成16年と同じ基準点。
自分が受かった年と同じです(笑)。
近年まれにみる低い基準点です。
全ての問題を見ているわけではないので
詳しいことは分かりませんが、
どうやら個数問題が多かったのが影響しているようです。
個数問題は、一個でも分からないと答えが出ないので、
実力を見るには適していますが、
逆に、分からないから勘で答えても当たる可能性もあり、
一概にいいとは言えません。
特に正誤の判断がつかない問題の場合は
どうしようもありません。
(今年の民事執行法は疑義があったようですが・・)
どちらにしても、基準点が早く発表されたことから
今後の司法書士受験生にとっては、進路を早く決める
材料にはなっているのではないでしょうか。
ちなみに筆記試験の合格発表はまだ先です。
自分が受験生の時は基準点は合格発表の時に
ありました。
★来年の試験は簡単になる?
これは私個人の考えですが、
来年は問題が簡単になると思います。
私が受かった年の翌年の基準点が午前で3問上がって
いますので・・・
となると過去問をきちんとつぶす
これをきちんとやれた受験生が合格できるのでは
ないでしょうか。
基本を大事に、信用できるテキストをとにかくつぶす
情報が今あふれているので、自分がこれだと
思うものだけを繰り返しやる
それが重要だと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
■これから司法書士試験を目指すのに役立つ本
■私が司法書士試験受験生の時に使った本
(分冊になっています)