東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
目次
はじめに
平成28年9月28日、司法書士試験の
筆記試験の合格発表がありました。
既に択一式の基準点は発表になっていて
今年はやけに難しい問題だと思いましたが、
どうやら記述式も難しかったようですね。
記述式の基準点が満点の半分以下・・・
司法書士試験の記述式試験は不動産登記・
商業登記各1問出題され、70点満点です。
基準点を超えていなければ、総合得点が
合格点を超えていても試験に合格する
ことができません。
今回の記述式の基準点は何と・・・
30.5点。
半分にも満たない点数です。
記述式も難しかったのでしょうか?
それとも択一式試験に時間がかかり、
記述式まで手が回らなかったからで
しょうか。
総合合格点から今後の勉強方針を考える
今年の択一式の基準点は既に発表に
なっています。
午前が75問 午後が72問
択一式も難化しています。
総合合格点は280点満点で200.5点、
やはり低いですね・・・
基準点をギリギリ超えても合格点には
届かないことは、お分かりいただけると
思います。
となると、
択一式は1問3点なので、
午前・午後でプラス5問正解し、記述式で
6割取れれば合格は可能です。
別にこの試験は、何位で合格しようと
その後の実務には全く関係がないので、
とにかく受かるためには何が必要か、
真剣に考えないといけません。
やはり大事なのは全体像を見ること
どうも最近の予備校の講義内容を
みていると細かいところまでやりすぎて
いる印象を受けます。
どの科目もそうですが、まずは全体像を
きちんと見る。
制度趣旨とか条文を理解することが先決です。
そして、過去問をきちんと解く。
答えを暗記しても意味はなく、
次にどういう聞かれ方をするのか予測して
勉強をする。
更には、似たような制度はあるか、
科目間を飛び越えて考えてみることが
合格へ近づくと思います。
いつまでも受からない人は短期合格者の真似をすべき
これは私が4回目の試験に落ちた時に
思ったことです。
1回とか2回目で受かっている人は
とにかく知識は多く受けている人よりも
少ないはず。
おそらく、同じテキストを何度も読んで
理解しているのだろう。
そう思って私も過去問を中心に回し
「直前チェック」というテキストを
何度も読み返しました。
それからやっと成績が伸び始めました。
もし、受験回数が多くなっている人は
短期合格者の勉強方法を参考にするのも
一つの手だと思います。
細かいところに気を取られているから、
誰もが点を取れるところでミスをすると
思います。
まとめ
今年司法書士筆記試験合格された方
おめでとうございます。
これから口述試験ですが、
気持ちを楽にして受けてください。
今年残念だった方、
特に何度も受けて失敗している方は
自分の勉強方法をきちんと見つめ直す
必要があります。
来年受かりたければ、そのあたりも
きちんと考えて臨んでください。
参考書籍
司法書士 直前チェック 試験に出る論点総まとめ (1) 民法(1) (総則・債権) 2016年度
竹下 貴浩 早稲田経営出版 2015-10-13
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