「会社設立アドバイザー」
東京都江戸川区葛西駅前
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
基準点が高くなってもやることを変えてはいけない
先週、司法書士試験の択一式試験の基準点が発表になりました。
午前の部の基準点が30問と私が司法書士試験の基準点を知っている限り、最も高い点数でした。
実際に私は午前の問題を見ていないのですが、各予備校の状況を見る限り、やはり簡単だったというのが大方のようです。
では、これから受験する方がたくさん知識を知っていなければならないのでしょうか?
私はそうは思いません。
むしろ、自分が持っている知識をいかに試験の場で表現できるかで勝負が決まります。
今の試験は組み合わせが多いので、3つの肢を知っていれば答えが出るのです。
なので、無理して細かいことに気を配るより、解けるところからやっていく。
自分の持っている知識を活用することに重点を置いたほうがいいのです。
点が取れればそれでいいのですから・・・
平成12年から平成13年の試験の流れで感じたこと
平成12年、択一が極端に難しい年がありました。
受からなかった人は、これではまずいということで、基礎力を疎かにして難易度の高いことをやり始めた、
しかし、平成13年は基礎的な問題に戻った・・・
私もこれには拍子抜けしました。
やはり基礎力が大事なのだと・・・
難しいことをやらないと、司法書士試験は受からない
電話帳みたいな基本書を読み込まないと受からないと言っていた予備校は今は殆ど活動を停止しているようですが・・・
(ただ、あの本は実務で使う際に重宝することはありますが・・・)
よく予備校の中には、難しい知識を知っていなければいけないことをいっています。
しかし、肝心なのは、誰も間違えないところをしっかり押さえる、分かるところから解いていく。
人間の脳には限界があるのだから、知っている範囲内で解いていくということが大事です。
とにかく基礎を固めるのが大事なのです!
やることを変えてはいけない
今回、午前の部の基準点が30問でしたが、
出来る人とできない人との差はきちんと条文・過去問を理解しているか(暗記するのではない)、応用力がきくかにかかっていると思います。
後は事務処理能力の問題もある気がします。
つまり、時間内でどこまで効率良くとくのか、そういう訓練も日頃から行うべきなのかと思います。
いずれにしても、まずは基礎をきちんと固める、その積み重ねが大事だと思います。
コツコツ繰り返しやることが、この試験を攻略する秘訣でしょう。
私が受験生時代に愛用していた本です。
全ての科目でこのシリーズを愛用していました。
(今は一部タイトルが変わっていますが・・・)
受かった年は直前チェック(今はタイトルが違いますが)を中心に条文と過去問を何度も繰り返しやっていました。
司法書士 新版 デュープロセス (4-1) 会社法・商法・商業登記法(1)
竹下 貴浩 早稲田経営出版 2015-03-11
|
司法書士 直前チェック 試験に出る論点総まとめ (4) 不動産登記法 (旧:新版 直前チェック)
竹下 貴浩 早稲田経営出版 2014-10-22
|
司法書士 択一・記述 ブリッジ 商業登記法 理論編 第4版 (司法書士択一・記述ブリッジ)
竹下 貴浩 早稲田経営出版 2015-07-13
|
司法書士 択一・記述 ブリッジ 商業登記法 実戦編 第4版 (司法書士択一・記述ブリッジ)
竹下 貴浩 早稲田経営出版 2015-07-13
|
今回もご覧頂きありがとうございました。
感想を聞かせていただけると嬉しいです。