「会社設立アドバイザー」
東京都江戸川区葛西駅前
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
司法書士試験の択一式試験の基準点が発表になりました
最近の司法書士試験は択一式の基準点を先に発表してくれます。
受験生のことを配慮したからでしょうか。
今年の司法書士試験について、8月10日に司法書士試験の問題と、択一式試験の解答、基準点等が法務省から発表になりました。
平成27年度司法書士試験筆記試験(多岐択一式問題)の正解及び基準点等について
ちなみに、司法書士試験は1問3点です。
択一式は、午前の部35問、午後の部35問、各105点満点です。
今回は点数表記とせず問題数で書きましたことをご了承ください。
さらに私見であることも合わせてご了承ください。
択一式午前の部は簡単だった?
択一式午前の部(民法・商法・憲法・刑法)の合格基準点を見てびっくり。
なんと35問中30問を取らないといけないことに。
昨年の基準点が26問だったことを考えると、相当高めです。
私の記憶が確かならば、今まで30問を取らないと足切りになった年はないかと思います。
全問正解者も75名でているようですし、今年の問題は簡単だったのでしょう。
30問で足切りということは合格者は大体2問上乗せしますので、32問取らないと合格は厳しいでしょう。
択一式午後の部は難しかった?
択一式午後の部(民訴法関係・司法書士法・供託法・不動産登記法・商業登記法)の基準点は低いですね。
35問中24問で基準点突破です。
これは昨年と同様、自分が合格した年の平成16年と同じ基準です。
午後の試験は択一式の他に記述式と合わせて3時間で終わらないといけないので、かなり厳しいです。
判断力と事務処理能力も兼ね備えないといけないと感じます。
やっぱり基礎力が大事
午前の部が簡単になって、午後の部が難しかったのが今年の択一式試験の特徴でしょう。
後は記述式も色々物議があるようですが・・・
それでもやっぱり大事なのは、基礎力でしょう。
条文と過去問と代表的な基本書を読んでいれば受かるはずです。
何度も何度も繰り返してインプットし、答案練習会でアウトプット。
別に司法書士試験で上位合格なんて目指さなくてもいいので、とにかく基礎力。
誰もが間違えないところはきちんと点を取る。
それが司法書士試験の合格の秘訣ではないかと思います。
私も合格した年はとにかく条文と過去問とテキストをやりまくり、合格しているので・・・
今回もご覧いただきありがとうございました。
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